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逗子駅近くにフレンチレストラン「プティパ」-地元食材売りに

暖かな明かりが印象的な外観

暖かな明かりが印象的な外観

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 JR逗子駅の近くにフレンチレストラン「Petit Pas(プティパ)」(逗子市逗子7、TEL 046-871-1570)が8月5日オープンした。

空想上の動物「バク」がロゴマーク

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 日本語で「小さな一歩」を意味する同店は、新鮮な地元食材をふんだんに使った料理が自慢。仏カンヌでフレンチを学び、帰国後は東京・銀座、広尾などの名店や観音崎京急ホテル(横須賀市)で経験を積んだ藤井俊行さんがオーナーシェフを務める。「小坪や三崎の新鮮な魚や、鎌倉、三浦半島の野菜、藤沢のみやじ豚など、地元のおいしい食材がそろう」と同地にほれ込んだ。加えて「それぞれの生産者の心意気に共感した」ことが開店につながった。

 店舗面積は約15坪で、座席数は16席。店名には「一歩一歩この地になじみ、お客さまの心に残る味わいの一歩になりたい」という思いを込めた。ロゴには、悪い夢を食べていい夢に変えてくれるという創造上の生き物・バクをあしらう。「料理でいい夢を『魅せて』いけたら」。

 料理には、藤沢のみやじ豚、三浦の一黒(いっこく)シャモと若命ファームの野菜などの食材を使用。コースはランチ=2,000円と3,000円、ディナー=5,500円。コースメニューのほかにも、アラカルトメニュー(500円~)や、お子さまセット(500円、要予約)も用意する。

 主なメニューは、「店のスペシャリテ」である「藤沢みやじ豚のソテー グロゼイユソース」(2,000円)、魚介エキスとトマトソースのスープ風「三浦半島でとれた鮮魚のポワレ マリニエルスタイル」(1,500円)、しっとりと焼いたフォアグラに甘味のあるソースがかかった「フォアグラのポアレ ポルトソース」(1,500円)、鎌倉・三浦野菜の味をそのまま生かした「野菜のテリーヌ」(800円)など。いずれもアラカルトだが、コースに組み込むこともできる。

 もちもちとした食感が特徴のパンは、「オリーブオイルにつけておいしく食べてもらえるように」と水と国産小麦粉のみで手作り。ランチコースで出す「地野菜のぜいたくサラダ」は、ザーサイのソースで中華風にアレンジするなど、「フレンチの枠にとらわれず、和・洋・中、おいしいと感じたものは全て取り入れている」という。

 オープンして1カ月たったが、「すでに何度も足を運んでくれるお客さまがいることがとても励みになる」と藤井さん。「地元の方々に長く親しんでいただける店にしたい」とも。

 営業時間は、11時30分~14時、17時30分~20時30分(いずれもラストオーダー)。木曜定休。

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