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大磯に自家製天然酵母のベーカリー、寒川のパブが店引き継ぐ

白い壁が印象的な外観

白い壁が印象的な外観

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 大磯市の国道1号沿いに9月15日、自家製天然酵母パンや雑貨、洋服、ジュエリー、盆栽などを扱う「DESTURE大磯店『ARCHE』(アルシュ)」(中郡大磯町大磯、TEL 0463-72-7873)がオープンした。ARCHEはフランス語で箱舟を意味する。

ナチュラルな印象にまとめた店内

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 DESTUREブランドは、代表の高山正明さんが「茅ヶ崎・里山周辺にイングリッシュパブ&ダイニングカフェを開店すること」を目標に、2009年からリヤカーによるパンの移動販売を開始。翌2010年には寒川倉見にパンとパブ&ダイニングカフェを開き、藤沢市鵠沼松が岡などへ出張する移動販売も変わらず続いている。

 「ARCHE」は、もともと別のオーナーが10年以上にわたって洋服と雑貨を販売していた店。DESTUREは、1年半以上前から同店にパンを納品していた。今年7月に閉店が決まり、それを残念に感じた高山さんらが名前を引き継ぎ、雑貨なども扱うパン店として再開させた。店舗面積は9坪。

 パンは、老舗の餡子(あんこ)店などと共に半年以上かけて開発した「珈琲あんとぱん」(210円)や、ライ麦の生地にレーズン、クランベリー、オレンジピール、クルミを使った、赤ワインにも合う「フルーツ&ナッツ」(260円)、夏みかん、白餡、クリームチーズが入った「夏みかんのあんとぱん」(210円)などが人気。毎日40種類ほどが店頭に並ぶ。座席は特に設けていないが、セルフサービスのコーヒーや紅茶も提供し、イートインも可能。

 パンのほかには、雑貨や洋服、ジュエリー、盆栽なども販売する。ハンドメード商品が中心で、「手作り感が商品から感じられるものを扱うようにしている」と高山さん。「風」をテーマに揚げ、「DESTUREの基本である『心を満たすパン』からの優しさ、ぬくもりといったメッセージを風に乗せ、人に街にお届けしたい」とも。

 営業時間は10時~17時。月曜定休(休日の場合は翌火曜定休)。

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