湘南の自転車メーカー、宮田工業（茅ヶ崎市下町屋1）が自社ブランド「湘南自転車」の新ラインアップ「PRORSUM（プローサム）」シリーズを2月1日より発売する。

　1890年に国産第1号の自転車を発表した同社は、国内最古の自転車メーカー。1952年には国内初の粉末消化器を開発し、消防関連事業でも大手として現在に至っている。2006年11月に誕生したブランド「湘南自転車」は、2004年4月に茅ヶ崎市で宣言された「自転車のまち、茅ヶ崎」の自転車文化を大切にする思いと、湘南唯一の自転車メーカーとして「湘南」のイメージに合う自転車を作ろうとする思いから開発されたもの。コンセプトは「親子や家族、恋人、友人とサイクルライフを楽しめる湘南らしい爽やかでお洒落な自転車」で、現在5モデルが販売されている。

　新しいラインアップとなる「プローサム」シリーズは、同ブランドを象徴する車種として開発された。フレームは「波」をイメージにゆるやかな曲線で構成され、カラーリングは「波打ち際」をイメージした鮮やかな2トーンカラーが採用された。

　ラインアップは「プローサム26/27」（35,800円～）を筆頭に、LEDライトを搭載した「プローサムウルトラレーザービーム2　26/27」（45,800円～）、700Cタイヤ装備でロングライドにも快適な「プローサムウルトラレーザービーム2　700C」（44,800円）、ジュニアモデルとして外装6段シフトの「プローサムジュニアB　20/22/24」（28,800円～）、すっきりしたフォルムとビタミンカラーの「プローサムジュニアG　20/22/24」（28,800円～）の全5モデル。全モデルとも軽量でサビにも強い「フルアルミフレーム」を採用した。取り扱いは、全国のミヤタ自転車取り扱い販売店。

　同社の福田さんは「これまでの5モデルは既存のスタンダードモデルがあり、そこからカラーやデザイン、パーツ構成などを見直し『湘南バージョン』として発売したが、今回の『プローサム』については、フレーム設計からスタート。ラテン語で『前進する』を意味する『プローサム』を、湘南自転車の代表機種として全国に『湘南らしさ』を発信していきたい」と話している。

宮田工業