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鎌倉文学館で小津安二郎展-約30冊の「小津日記」一挙展示

愛用のスーツ、着物、ビアジョッキなど。小津監督の好きな赤い色のネクタイが目をひく

愛用のスーツ、着物、ビアジョッキなど。小津監督の好きな赤い色のネクタイが目をひく

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 鎌倉文学館(鎌倉市長谷1)で現在、「収蔵品展 生誕110年 小津安二郎」が行われている。

 1952(昭和27)年から亡くなるまで北鎌倉に住み「晩春」「東京物語」「彼岸花」などの作品で知られる映画監督で脚本家の小津安二郎を、約160点の資料で紹介する同展。今年、生誕110年・没後50年を迎えた同監督の生涯を、日記などを中心にたどるほか、スーツや文机(ふづくえ)、湯飲みなどの愛用品、里見とん(=弓へんに享)や谷崎潤一郎の書などの愛蔵品の展示コーナーも紹介する。

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 同監督は多くの日記を残し、通称「小津日記」と呼ばれている。古くは1926(昭和元)年、18歳の時から亡くなる1963(昭和38)年までの日記約30冊を今回展示。これだけまとめて展示されるのは初めて。また、同監督がデザインした赤漆の文机を、座布団、デスクライト、日記、万年筆など、実際に使っていたものと一緒に見ることができる。

 同館では、同監督の遺族と小津映画で撮影を担当した厚田雄春さんの遺族から多くの資料を預かっており、「生誕110年で没後50年にあたる記念の年に、一堂に紹介するために展覧会を企画した」と学芸員の榎本雅子さん。

 「生活から映画づくりに至るまで一貫した『好み』をもっていたことが感じられる。小津映画を好きな方はもちろん、これからご覧になる方にも『小津安二郎』という世界的な監督の人柄に触れていただける」とも。

 開館時間は9時~16時30分(3~4月は17時まで)。月曜休館(祝日は開館)。入館料は一般300円ほか。4月20日まで。

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