藤沢市江の島で10月4日、「カナガワ リ・古典 プロジェクト 2014 江の島『江の島まうで 舞をどり』」が開催される。
神奈川にゆかりのある文化遺産を現代に生きる文化芸術として「再発信」することを目指す同プロジェクト。2年目の今回は江の島を舞台に、ダンサー・振り付け家の白神ももこさんの演出で各地の民俗芸能や古典芸能、コンテンポラリーダンスなどの踊りと音楽を披露する。
「舞おどる伝統と現代のコラボレーション」というキャッチフレーズの下、さまざまなジャンルの出演者が登場。江の島の由来を書き記した絵巻物「江嶋縁起」の物語を軸として、地元にちなんだ芸能や演目を重ね合わせ、一本の作品として構成する。
「カナガワ リ・古典プロジェクト」のネーミングは、神奈川ゆかりの伝統文化を再発見し、現代を生きる文化芸術として「再(=Re)」発信を目指す意味で付けた。
神奈川県民局くらし文化部文化課主査の藤岡審也さんは、「昔も今も、江の島に行くことはいつも不思議なワクワク感を伴ってきた。そうした土地の風土や歴史が形作ってきた文化遺産の持つ魅力を、多彩なパフォーミングアーツを通して感じ取っていただきたい」と話す。
開場16時、開演16時30分。観覧無料(サムエル・コッキング苑は入苑料が必要)。