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鎌倉で地元主婦らが「腰越ぶらり街歩き」マップを手作り 好評で増刷へ

マップを企画制作したメンバーと仲間たち。ちょい飲みイベントで知り合った

マップを企画制作したメンバーと仲間たち。ちょい飲みイベントで知り合った

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 鎌倉市腰越に住む主婦らがボランティアで地元の情報を満載したマップ「腰越ぶらり街歩き」を制作し、掲載店舗などで配布を始めた。

カラフルなイラストマップが印象的。店舗回りだけでなく、情報収集、校正、入稿などメンバーにとってほとんどの作業が初体験だったという

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 同マップ制作のきっかけは、昨年11月に腰越で開かれたちょい飲みイベント「ぶらり腰越 呑み歩きの日」。「偶然出会った地元の4人が集まっては飲むようになり、来訪者向けに腰越を案内する地図があったら便利ではと意見を交わした」と話すのは、昨年町内に引っ越して来た中嶋寿子さん。「観光客や地元の人にはもちろん、新しく住民になった人の生活にも役立つ情報が載った地図を自分たちで作ってしまおうと盛り上がった」と続ける。

 マップ制作は全員が未経験だったため作業は手探りで始まった。たまたま手にした藤沢市鵠沼の「シネコヤ周辺情報満載よりみちMAP」を手本にイメージサンプルを作り、エリア内の店舗一軒一軒を回って掲載許可を取り情報を確認した。

 飛び込み営業と間違われることもあったものの、ほとんどの店が好意的に対応してくれたという。「厳しそうな店主が実は気さくだったり、暑い日にカフェでジュースとケーキを出してくれたり。マップ作りをきっかけに店に入って話をしたことで、あらためて地元を知ることができた」と振り返る。

 マップはメンバーがデザインし、募集したキャッチコピー、提供してもらった写真が表紙を飾った。制作期間は半年で、印刷も地元の印刷会社に依頼した。サイズはコンパクトなA6版で、広げるとA3版になり表面がショップリスト、裏面がイラストマップになっている。費用を抑えるため、折りの作業も中嶋さんが一人で行ったという。

 中嶋さんは「置いてもらった途端に無くなってしまったという店もあり、増刷する予定。このマップを手に、どこか懐かしい腰越の街を歩いてお気に入りの店を見つけてほしい」と話し、「今年も11月25日・26日に開かれる『ぶらり腰越 呑み歩きの日』でも活用していただければ」と呼び掛ける。

 無料で、腰越エリアの飲食店などに設置されている。インターネットでも閲覧できる。

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