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市内大学コラボで藤沢市民講座 SFCは多角的に考える「介護の未来予想」

昨年も幅広い世代の市民が参加し熱心に聴講した

昨年も幅広い世代の市民が参加し熱心に聴講した

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 慶応義塾大学湘南藤沢キャンパス「SFC」(藤沢市遠藤)で11月18日、2017藤沢市民講座「介護の未来予想~多分野でのさまざまな取り組み」が始まる。

「看護からみた介護の未来予想」を講演する看護医療学部の太田喜久子教授

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 同講座は藤沢市が市内にある4つの大学が持つ専門的・総合的な教育機能を生かし、市民の生涯学習の充実を図ろうと毎年開いている。同大学では今年も一つのテーマで角度を変えて3回シリーズで企画した。

 同18日の第1回は「看護からみた介護の未来予想~できるだけ自立・自律をめざして」で、講演するのは同大学看護医療学部の太田喜久子教授。「支え手」と「受け手」に分かれていた介護だが、今後は全ての人が助けを借りながら自分でできる力を長く保つこと、自分らしく生きる意思を強くしていくことが重要であると考察していく。

 25日の第2回は「『不便を意識することのない生活』を送れる社会」。同大学大学院政策・メディア研究科の矢作尚久准教授が、世界に先駆けた高度な基盤技術の社会インフラとして「不便を意識することのない生活」を実装することが「今後の医療・介護の諸問題を解決させるかもしれない」と提言する。

 12月16日の最終回は、同大学大学院政策・メディア研究科の渡辺光博教授による「健康長寿で幸せに生きる!!」。健康長寿に関するメディアからの情報過多の現状を踏まえ、SFC研究所の研究を中心に世界での最新動向を分かりやすく説明し、日常生活での実践方法も交えて紹介する。

 いずれの回も90分の講演のほかに質疑応答の時間を30分用意する。毎年参加者からの質問も増え、活発な意見交換の場になっているという。

 講演は各日とも13時~15時。受講無料だが、事前申し込みが必要(藤沢市在住・在勤・在学者に限る)。申し込みは同大学湘南藤沢事務室総務(庶務)担当まで電話(0466-49-3404)、または「参加希望日」「氏名」「住所」を明記の上、ファクス(0466-47-5041)かメール(shomu@sfc.keio.ac.jp)で受け付ける。

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