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湘南ベルマーレ新体制発表 成長加速をライザップも支援

曺監督と新入団選手(デュマス選手のみ来日前で欠席)。地元出身の柴田壮介選手(前列左から3人目)は高校2年でユースから昇格

曺監督と新入団選手(デュマス選手のみ来日前で欠席)。地元出身の柴田壮介選手(前列左から3人目)は高校2年でユースから昇格

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 J1湘南ベルマーレの2019年シーズン新体制発表会が1月11日、ホテルサンライフガーデン(平塚市榎木町)で開かれた。

RIZAPの瀬戸健社長も登壇

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 創設から50周年を迎えた昨シーズンは10月27日にルヴァンカップで初優勝し、12月にはリーグ戦最終節でJ1残留を決めた同クラブ。1998年に親会社が撤退しクラブ消滅危機もあったが、ホームタウンを平塚から湘南一円に広げ、4度のJ2降格とJ1昇格を繰り返していた。

 昨年4月、ヘルスケア事業を展開する「RIZAP(ライザップ)」(東京都新宿区)グループ入りしたことで経営基盤が強固になり、資金不足から毎年続く選手の流出に歯止めを掛け、今季は有力な選手の獲得もできたという。壇上に並ぶ新入団12選手を紹介する坂本紘司スポーツダイレクターは「(昨季は)たくさんの課題があったが、それを補う以上の選手を集めることができた」と自信をのぞかせた。

 8年目の指揮を執る曺貴裁(チョウキジェ)監督は「ここにいるのはチームを加速させるために来てもらった選手たち」と話す。今季のスローガンはアクセルの名詞形「Acceleration-加速-」で、「何かを守るとか削るという発想ではなく、何かを付け加えてスピード超過にならない程度の加速で今年一年やっていく。想像していなかったような景色を見たい」と決意を話した。

 かつて同クラブに所属し、浦和レッズから移籍の武富孝介選手は「ルヴァンカップ決勝戦をスタンド見ていて、ハードに愚直にプレーする姿に心を打たれた。初練習に参加し、やはりこれがベルマーレだなと思った」と話した。

 ユニホームサプライヤーは今年も「ペナルティー」ブランド。テーマは「VICTORY TAPESTRY/勝利へのつづれ織り」で、クラブに関わる全ての人々の夢の糸を紡ぎ、勝利へと織り成していくイメージ。ベルマーレ伝統のひし形をモチーフにしたグラデーションをデザインした。胸のエンブレムの上には、1994年の天皇杯、1996年のアジアカップウィナーズカップに、昨季獲得したルヴァンカップ優勝の3つ目の星のマークを加えた。

 この日はライザップの瀬戸健社長も駆け付け、同クラブ向けに新たに設置したRIZAP Lab(ライザップラボ)を説明した。同ラボは、昨年から継続している選手別のトレーニングや栄養指導に加え、Jクラブ初の低酸素ルームや最新トレーニング機器を導入し、スペースはこれまでの10倍、機器も2.5倍にするなど環境面も充実させた。瀬戸社長は「データとテクノロジーを活用し、RIZAPと湘南ベルマーレはチームとして加速し全力で未来を作っていきたい」と話した。

 チームは馬入ふれあい公園グラウンドで23日までトレーニングし、28日から2月8日までトルコのアンタルヤで合宿。帰国後2月10日に市民との交流イベント「ベルマーレワンダーランド2019」を経て、2月23日、地元Shonan BMWスタジアム平塚で北海道コンサドーレ札幌を迎えシーズンが開幕する。

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