ゆったりとした時間の流れによく似合うトラディショナルなレッドシダーの住まい

湘南に暮らすということは、その恵まれた環境や、多種多様なアクティビティや、わくわくするイベントを楽しむことが注目されがちですが、その光や、風や、潮の香りを感じるだけで、ただ家にいるだけでリゾートにいるような開放感を味わえるところが、実は本質的な湘南の魅力なのではないでしょうか。

いま人気急上昇の町、大磯。「湘南発祥の地」とも呼ばれるこの町で、バウムスタンフが手がけた米杉＝ウエスタンレッドシダーの邸宅が静かに、その姿をゆるやかに味わい深く変化させています。

日を追うごとに深くなる、レッドシダーの色合い変化。けれど、ふとした瞬間に立ち上る変わらない新鮮なレッドシダーの香り。こころやすらぐ、暖かさを感じる、自然に包まれる、ということの実感がここにはあります。

充実した湘南ライフを暮らす人たちの「住まい」を、今回もこ?紹介します。

レッドシダーの香りに包まれる。味わい深まる大磯の家

西湘と呼ばれる地域の中で、「大磯町」は花水川を隔てて保養地のような落ち着きがあり、時間の流れも穏やかに変わります。日本最初の海水浴場が開設された海辺の町であり、北側には山々も背負い、まさに自然に溢れた土地といえます。

自然や文化の香りも感じながら国道からの海の方へ少し逸れると視界いっぱいに広がる畑の緑。それを見下ろすように建っているのが、O邸です。

O様は釣りや、バイクが趣味で静かな住環境を望んだことでこの土地に恵まれ、このレッドシダーの家を創り上げるに至りました。

まだ若いレッドシダー（米杉）の横張り（ベベルサイディング仕上げ）の外壁は、周囲でもひときわ際立った存在で、近づけば人の心を落ち着かせる独特の香りを放っています。

自然環境が豊かで、かつ文化的な感度の高い湘南地域では、レッドシダーは人気の外壁素材。耐久性が高く、軽量で扱いやすく、時間が経っても狂いにい。その特長に加え、仕上がりのデザイン性が高く、木目が美しいことから、バウムスタンフの住宅には欠くことのできない素材です。

貼り方でも印象が変わり、スマート感が打ち出せる縦張り（チャネル）がよく用いられますが、大磯ではこのクラシックな横張りがよく似合います。

内装は黒とグレーを中心にした色彩を採用、ちょっと男前なインテリアに仕上げたと話していただきました。

居室を一階において、２階は家族が一つのスペースで一緒に過ごせるように勾配天井の大きなリビング＆ダイニングを配置しました。見晴らしの良い南側にはウッドデッキを備えました。

取材数日前に女の子が生まれたO様。まもなく産後との奥様と一緒にこの家に戻ってきます。新しいおうちとは歳の近い姉妹のように、ともに健やかに成長していかれることでしょう。

「切り株の年輪のように、味わい深く変化していく家」

バウムスタンフは、湘南の光と風を浴ひ?る、海の近くのアットホームな工務店。切り株に刻まれた年輪(=ハ?ウム)のように、 長い年月をかけて家族の歴史や思い出を刻んて?いく、木のぬくもりあふれる家つ?くりを得意とする。海 や緑なと?、湘南の自然を活かした開放感あふれる住まいにファンか?多い。お施主さまと一緒につくりあ け?ていくことにこた?わり、家を建てた後の関係つ?くりも大切にしている。