鏡開きの様子
「ユーミーらいふグループ設立50周年記念式典」が10月6日、パシフィコ横浜ノース(横浜市西区みなとみらい1)で行われた。主催は、湘南エリアで建設や不動産仲介、賃貸管理などを手がけるユーミーらいふグループ(統括=ユーミーホールディングス、藤沢市藤沢)。
同グループが大規模な記念式典を開くのは、2006(平成18)年の30周年以来20年ぶり。会場にはグループ各社の社員や、取引先の金融機関、協力業者、グループOBなどの来賓合わせて500人近くが集まった。新入社員や内定者の姿も多く見られた。
同グループは1970(昭和45)年、新潟の丸山工務所の平塚営業所として湘南で事業を始め、1976(昭和51)年に法人化した。公共工事で地盤を築いた後、1986(昭和61)年に鉄筋コンクリート造の賃貸住宅「ユーミーマンション」のフランチャイズに加盟し、民間賃貸事業に参入。1997(平成9)年に賃貸仲介のユーミーネットを設立し、2009(平成21)年にホールディングス体制へ移行した。現在は建設、賃貸仲介・管理、不動産売買、修繕・リフォーム、保険、学習塾など21社で事業を展開し、湘南エリアに68拠点を構える。
式典で挨拶する木村光貴社長
式典では、ユーミーホールディングスの木村光貴社長が登壇し、これから目指す姿として「湘南の地域共生型企業」を掲げた。今ある事業の強化、グループ連携による顧客の困り事への対応、次の世代が挑戦できる会社づくりの3点に力を入れるという。賃貸仲介では年間約3万人が来店し、管理物件は約2万7000世帯に上る。湘南エリアの賃貸管理シェア26.1%を目指す考えを示した。新築賃貸マンションの建設から建て替え、売却、相続、高齢者の住まいまで、グループ各社の専門分野を持ち寄って対応し、「湘南のことなら、まずユーミーらいふへ」と言われる存在を目指すとした。
木村社長は「この50年は、多くの方から仕事を任せていただき、一つ一つの約束を守り、信頼を積み重ねてきた月日。今日は次の50年へのスタート。これまでいただいた信頼に、これからの仕事で応えていきたい」と話した。
挨拶する創業者の保坂正和グループ顧問
続いて登壇した創業者の保坂正和グループ顧問は、会社を将来にわたって継続させるため、自身を頂点とするピラミッド型の組織から、社員持ち株による分社型のグループへとかじを切った経緯を振り返った。その結果、現在は21社が水平に並ぶグループになったという。さらに、経営の柱として「地域とともに湘南活性」「小さな大企業」の2つのコンセプトを紹介。住まい、高齢者、オーナー資産、都市、公共の5分野で湘南の活性化に取り組むことや、売り上げの拡大から1人当たりの生産性を重視する経営へ転換し、社員の収入向上を図る方針を語った。
保坂顧問は「私個人は川の流れの一滴の水でしかない。会社は途切れずに続く川の流れでなければならない。社員の幸せなくして、会社が存続する意味はない」と話した。
懇親会で笑顔を見せる内定者
式典の後半では、黄色のはっぴを着たグループ役員・来賓らによる鏡開きも行われた。立食形式の懇親会では、新入社員や内定者が料理を手に笑顔を見せ、先輩社員や来賓と言葉を交わす姿が見られた。
同グループは50周年に合わせて特設サイトを公開し、50年の歩みを振り返る「湘南物語」や、今後の指針として掲げる「未来への3つの約束」を紹介している。