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カンヌ受賞作撮影の写真家・瀧本幹也さん 茅ヶ崎市美術館で大規模個展

展示室入り口

展示室入り口

 鎌倉を舞台にした是枝裕和監督の映画「海街diary」で、日本アカデミー賞最優秀撮影賞を受賞した写真家、瀧本幹也さんの大規模個展「LUNATION 朔望(さくぼう)-海から天体を読む」が現在、茅ヶ崎市美術館(茅ヶ崎市東海岸北1)で開催されている。

展示風景

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 瀧本さんは1974(昭和49)年愛知県生まれ。広告写真や映画の撮影などの分野で活動し、同監督の「そして父になる」(カンヌ国際映画祭審査員賞)の撮影を担当。ニューヨークADC賞GOLDなど多数の受賞歴を持ち、作品はメトロポリタン美術館にも収蔵されている。

 同展は国内の公立美術館では初の個展となる。展示はスペースシャトルと地球の営みを対比させた代表作「LAND SPACE」をはじめとする既存の作品の他に、新たに茅ケ崎の海岸で撮り下ろした連作「LUNATION 朔望」などを含む。

 小学生の時に天体観測を始めたことが、宇宙的視点を持つ原点となったという。タイトルが月の満ち欠けの周期を表す同作について瀧本さんは「波が去った、ぬれた砂地に反射する月の光が銀河のようにも、何か生命の誕生のようにも思えた。地球も惑星の一つで、足元のミクロの世界も宇宙につながっている。写真は、目の前にあるのに気付かないものを感知するための装置。物事をしっかりと観察・観測してから撮ることがベースになっている」と話す。

 担当学芸員の藤川悠(はるか)さんは「写真の世界は視覚で分かると思われがちだが、実際に来て、空間全体の感覚を体感してもらえれば」と来館を呼びかける。

 開館時間は10時~17時(入館は16時半まで)。月曜休館。入館料は、一般=1,200円、大学生=1,000円、市内在住65歳以上=600円。高校生以下、障害者とその介護者は無料。11月8日まで。

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