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日本映画の発展に貢献した故川喜多夫妻の別邸、一般公開へ

旧川喜多別邸

旧川喜多別邸

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 鎌倉市は4月6日・7日、日本映画の発展に貢献した故川喜多長政・かしこ夫妻の別邸(鎌倉市雪ノ下2)を一般公開する。

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 同邸は木造平屋建てで、建築面積145.86平方メートル。哲学者の故和辻哲郎が江戸時代後期の民家を自身の東京・練馬の居宅として使っていたものを1961(昭和36)年に移築。海外からの映画監督や映画スターを迎える場として利用していたという。1994年、遺族から市へ寄贈され翌年から一般公開が始まった。

 内部は太い梁や柱に支えられた土間や居間がある。和室は和辻鉄郎が書斎として使っていた。居間の隅には炉が切られているほか、畳の上にはテーブルと椅子が置かれ、外国からの客人をもてなしたことを物語る。

 地域を代表する景観を形成していることから2010年、鎌倉市の景観重要建造物に指定された。「鎌倉市民のほか観光客など、多くの人に見ていただければ」と市担当者。

 公開時間は10時~16時。入場無料。

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