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藤沢で市民参加型ミュージカル公演へ 小学生~70代の60人出演

公民館で練習する出演者たち

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 市民参加型ミュージカル「Dear my friends」の公演が8月25日、藤沢市民会館(藤沢市鵠沼東8)で行われる。

公民館で練習する出演者たち

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 実行委員会は1996(平成8)年から市民の参加を募り、2~3年に一度、オリジナルのミュージカル作品を発表している。今回は2年ぶり11回目。2022年に公演した「ウィステリアのドラゴン」は2023年、「かながわミュージカルアワード2023」でグランプリを受賞した。

 同作品は、人の気持ちが分からない落ちこぼれの魔女メアリーが、人とのつながりを通して成長していく物語。人間界で次々とトラブルに巻き込まれながら、修行中に出会った同年代の友達とともに立ち向かうというあらすじ。脚本・演出は日本演出者協会の和泉さなさん、作曲は米田菜穂さんが担当する。

 ミュージカルへの参加は、藤沢市在住・在学・在勤者が対象。昨年12月から参加を募り、小学1年生から70代までの計60人が集まった。初参加の小学生や出演歴のある社会人など、多様なメンバーがそろったという。

 公演は昼・夕の2回。全員が2回とも出演し、それぞれの公演で異なる役を演じる。実行委員会の横田さんは「ダブルキャストのため、同じ脚本でもまるで違う作品を見ていると感じるほど出演者の個性が光る。脚本や15曲披露する楽曲は全てオリジナルで見応えも十分。この機会を見逃さず、ぜひ観劇してほしい」と呼びかける。

 練習は今年1月から市内の公民館で土曜・日曜・祝日を中心に行い、各界のプロが歌やダンスを指導してきた。出演する10代男性は「ふじさわ市民ミュージカルに参加して、自信がなかった歌や初めて挑戦する演技とダンスがとても好きになった。本番に向けてみんな一生懸命練習している。ぜひ見に来てほしい」と話す。

 開演は11時、15時30分。料金は2,000円(全席指定)。チケットは7月1日から、ウェブサイトやSNSを通じて販売する。

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