デンキウナギの発電でツリー電飾ライトアップ-今年はメロディー音も

「デンキウナギのクリスマスツリー」新江ノ島水族館2階なぎさラウンジ前に展示

「デンキウナギのクリスマスツリー」新江ノ島水族館2階なぎさラウンジ前に展示

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 昨年3年ぶりに「デンキウナギのクリスマスツリー」を復活させた新江ノ島水族館(藤沢市片瀬海岸2、TEL 0466-29-9960)は11月1日、さらにパワーアップされたツリーの展示を始めた。

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 デンキウナギは頭部以外の体の大部分が筋肉で形成され、神経により、筋肉が動く度に発電する。一般に知られるウナギの種類とは異なり肺呼吸するため、水槽内では約5分間に1度水面に顔(=口)を出すが、その呼吸時や獲物捕食時(位置確認し、獲物を感電させ捕獲する)に多く発電するという。

 昨年は、デンキウナギの発電によりツリーの電飾がライトアップし、発電力の強弱で電球の数も増減する仕組みとなっていたが、今年はさらに、最大量(約500~600ボルト)発電をした時に、メロディーICを音源としたクリスマスメロディーが流れるような仕組みを付け加えた。これに合わせて、デンキウナギの発電をブザー音で表現することで、ベース楽器のようなリズム音が加わり、「デンキウナギがクリスマスソングを合奏しているような演出を狙った」(同館)という。

 曲は3曲用意され、1回の発電で1曲、曲の終わりに再び最大量の発電があれば、続けて2曲目が流れることもある。「デンキウナギの気分次第で曲目もアレンジも決まるため、何度か見てほしい。デンキウナギが夜行性で朝・晩に活発に活動するため、早い時間からゆっくり楽しんでほしい」(同館)とも。

 同館広報チームの三縄和彦さんは「昨年を超えるパワーアップしたツリー展示に向け、デンキウナギの生態を観察、音響装置を企画・制作した。昨年同様、回路設計・部品買出し・製作を担当したが、手作り装置で壊れるとすぐには直せない。12月25日のクリスマスまでデンキウナギともども装置が元気に動いてくれることを毎日祈っている」と話す。「来年の装置は未定だが、デンキウナギの面白さを伝える『よりすごい』ものを作りたい」(三縄さん)と話す。

 毎週月曜・水曜・金曜の10時~10時30分ごろには給餌を行うので、タイミングが合えば捕食時の発電を見ることができる。営業時間は10時~17時。クリスマスツリー展示は12月25日まで。

新江ノ島水族館デンキウナギのクリスマスツリー点灯-3年ぶりに復活(湘南経済新聞)

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