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鎌倉に地魚・地野菜使うカフェ「kapua」-エノテカピンキオーリ元副支配人が開く

窓が大きく、室内にいながらも開放感のある店内

窓が大きく、室内にいながらも開放感のある店内

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 鎌倉・坂ノ下の星の井通り沿いに8月22日、地元食材によるイタリアンや小皿料理などを提供する店「caffe kapua(カフェカプア)」(鎌倉市坂ノ下、TEL 0467-24-9881)がオープンした。

海が大好きなオーナー齋藤さん夫妻

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 花の名所が多い鎌倉にあり、アジサイ寺として知られる成就院にも近いことから、ハワイ語で「花びら」を意味する店名を付けた同店。オーナーは湘南在住20年以上になる齋藤茂博さん・真紀さん夫妻。茂博さんは、イタリア・フィレンツェに本店を置く名門レストランの東京店として銀座に1992年にオープンした高級イタリアン「エノテカピンキオーリ東京店」に8年間勤務。副支配人まで務め上げ、2010年末の閉店を機に「いつかは自分の店を持ちたい」という夢をかなえた。

 店舗面積は9坪、席数は15席。白と茶を基調にナチュラルに仕上げた空間は、前面にガラスを多用した明るく開放感ある雰囲気。空間中央には「LVL」と呼ばれる集成材で作られた大テーブルを配置。丸太をかつらむきしたものを何枚も重ねて接着し、強固になるように圧力をかけたテーブルで、ミルフィーユのような層が見える「あまり例のないテーブルに仕上がっている」という。椅子は、バリなど東南アジアでポピュラーなウオーターヒヤシンス(ホテイアオイ)で編んだものでそろえた。ハワイアンステンシルの看板や、トロピカルなプリント生地で仕上げたメニューカバーなどは、妻の真紀さんによるもの。

 ランチメニューは、「坂ノ下産朝獲れシラスのアーリオ・オーリオ」または日替わりから選ぶパスタ、イタリア・パルマ産の生ハムと鎌倉・湘南野菜を使ったパニーニ、生シラスと釜揚げシラスの2色丼「坂ノ下丼」(シラス漁期間のみ)の3種類(全てドリンク付き1,200円)。14時30分~17時30分のティータイムには、プリン(450円)やアイスクリーム(500円)などの自家製スイーツを提供。夜は「鎌倉・湘南野菜の自家製ピクルス」「江の島産イワシの自家製オイルサーディン」(以上600円)、「坂ノ下産タコ・ポケ」「生シラスのピリ辛オイル煮」(以上700円)などの地元食材によるつまみをそろえる。客単価は2,000円。

 「1人でも友人同士でも、のんびりくつろげる店を心掛けた」と齋藤さん。「開店から1カ月、観光で訪れたに方も地元の方にも満足していただけるようメニューの見直しも図っていきたい」と話す。

 営業時間は11時30分~20時(金曜・土曜は22時まで)。水曜、第1・第3木曜定休。

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