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54店集まり湘南パン祭り 「近所のおいしいパン屋知って」

フィンランド人のパン職人が鎌倉にオープンした「ライ麦ハウスベーカリー」も出店

フィンランド人のパン職人が鎌倉にオープンした「ライ麦ハウスベーカリー」も出店

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 県立辻堂海浜公園屋外広場(藤沢市辻堂西海岸3)で2月25日、湘南エリアを中心とした54のパン店などが集まる「湘南パン祭り」が開かれる。

第1回の入場を待つ列。ファミリーを中心に2万人近い来場者でにぎわった

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 2016年9月、「ご近所においしいパンを届けたいとこだわりを持つ小規模なパン屋さんを応援する」をテーマに19店舗の参加で始まった同パン祭り。「家族連れを中心に、想像をはるかに超える2万人近くが来場。パンが足りなくなる店が続出だった」と振り返るのは実行委員長の中淑子さん。「初めてだったので人が集まるのかと心配していた出店者がほとんどだったが、あちらこちらからうれしい悲鳴が聞こえてきた」と笑う。

 「湘南にはパン好きがたくさんいるとあらためて実感した」ことから今回は規模を拡大。会場も同公園のプールサイドから屋外広場に移し、54のパン店や菓子店などをそろえた。

 出店するのは、小田原のDesture、大磯の三日月やSera Sera、平塚のプーピーパン、茅ヶ崎のB-grottoやROCO PAN、ケイズパン、ベッカライ タカヤマ、まるなかベーグル、ベイカリーみかく、藤沢のパン工房パナケナケやロワール光月堂、カラヘオベーカリー、ブーランジェリー ボヌール、寒川のル・グラン・ロンフルモンやブーランジェリーシュシュ、鎌倉のライ麦ハウスベーカリー、葉山のブレドール葉山など。

 エリア外からも相模原市のオギノパン、横須賀のOne-Copainやsoil by HOUTOU BAKERY、横浜のカフェらいさーやブーランジェリーニコ、東京のユーセーアーヴェーやAFFIDAMENTO BAGEL、ecruなどが出店。平塚の高久製パンや八百屋コータのフルーツスタンドなどのキッチンカーも出店する。

 「イベントに関してはプロではないので大変」「文化祭のようで楽しい」と話す実行委員らも、中さんをはじめパン店の店主やスタッフ。本業の合間を縫っての準備に追われながらも「運営もパン店が協力し合うのがパン祭りの最大の特徴」と胸を張る。

 中さんは「お客さまに喜んでいただくと同時に、パン店同士の横のつながりを深めていくのが願い。来場者も出店者もウイン・ウインになるイベントで、湘南にパン文化を根付かせていきたい。近くの、ちょっと遠くのパン屋さんを知っていただき、足を運ぶきっかけになれば」と話す。

 開催時間は10時~15時。入場無料。荒天時は3月4日に順延。

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