学校や会社のみならず、PTAや自治会・町内会などの会議の際に必要なコミュニケーション能力を伸ばすためのイベント「コミュニケーション講座~ボールの投げ方がわかれば受け止めやすい~」が11月15日、藤沢駅前の藤沢市役所庁舎内(藤沢市朝日町1)で開催される。
主催するのは市内で活動をする一般社団法人日本キャリアアップ支援協会。理事長の橋本雅代さんは市内各所の自治会や町内会の会議に出入りする機会が多くあり、そのたびに発言をしない人の多さが目についたと話す。「自分たちが暮らす街や地域のことを議論しているはずなのに、発言をしている方はいつも決まった方ばかり。それ以外の方は意見がないのではなく、コミュニケーションをすることに抵抗があると分かった」と振り返る。
今回講師を務めるのは、一般財団法人SFCフォーラムでファンドマネジャーを務める廣川克也さんと、慶応義塾大学湘南藤沢キャンパスでインキュベーションマネジャーを務める上田将史さんの2人。自分の意見を言うためだけではなく、他人の話をしっかり聴くことができるように、自分のコミュニケーションのタイプを知る「コミュニケーション診断」を第1部で行い、第2部ではグループディスカッションを通して正解のない問題に直面した状況をシミュレートする。
定員は50人。市の職員も参加者に加わる。橋本さんは「地域づくりの場面で常に必要なことがコミュニケーション。気軽に参加してほしい。好評であれば継続していきたい」と笑顔で話す。
開催時間は18時30分~21時45分(開場は18時)。対象は藤沢市内在住・在勤・在学者で、参加無料。申し込みはウェブサイトで受け付ける。