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藤沢駅前のコワーキングが7周年 ニーズに応える利用プラン提供で

7周年を迎えたコワーキングスペース「NEKTON FUJISAWA」で手を振るスタッフの中山美歩さん

7周年を迎えたコワーキングスペース「NEKTON FUJISAWA」で手を振るスタッフの中山美歩さん

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 藤沢駅前のコワーキングスペース「NEKTON FUJISAWA(ネクトンフジサワ)」が7月1日、オープン7周年を迎えた。

オープン7周年を迎えたコワーキングスペースNEKTON姉妹店の「TSUJIDOU」

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 藤沢駅南口にある同店は藤沢市内初の常設コワーキングスペースで、クラウドファンディングで188人から197万円の支援を集め、2015(平成27)年6月にプレオープン。同年7月に正式にオープンした。店舗面積は52平方メートル、席数は約30席。飲食店の開業を目指す料理人が自由に食事を提供のできる「チャレンジキッチン」を併設しているのが特徴で、これまで30人以上の料理人がキッチンスタッフとして登録し、実際に4店舗が湘南エリアで開業した。

 2017(平成29)年には姉妹店で24時間営業の「NEKTON KITAGUCHI(ネクトンキタグチ)」を藤沢駅北口にオープン。2018 (平成30)年にはフランチャイズ店の「NEKTON OFUNA(ネクトンオオフナ)」を鎌倉市大船にオープンした。2019年には商業施設「ODAKYU 湘南 GATE」内に「NEKTON SHONAN(ネクトンショウナン)」が、2020年にはフランチャイズ店の「NEKTON MIROKUJI(ネクトンミロクジ)」がオープンするなど、今年までに計7店舗を展開している。

 同店を経営する三浦悠介さんは「無人の貸しオフィスではなく、常時スタッフがいてコミュニケーションの取れる『コワーキングスペース』にこだわっている。コロナ禍でテレワークの利用者が増えてから、3時に『おやつ』を出し、利用者同士でほっと一息をつける時間を作るなど、交流のきっかけづくりにも取り組んでいる」と話す。

 今月27日には、公式ホームページをリニューアルした。三浦さんは「開業当初はコワーキングという言葉が一般的ではなかったが、現在は多くの人に認知され来店してもらっている。利用者のニーズを聞き備品を拡充したほか、学割や夜間利用などのプランを導入するなど変化を続けた結果、サービスが複雑化して分かりづらくなった点を改善した」と説明。リニューアルでは、提供しているプランを分かりやすく説明することに力を入れたという。「仕事のほか、勉強や1人の時間作りにも活用してほしい」と利用を呼びかける。

 営業時間は、平日=8時~22時、土曜・日曜・祝日=10時~22時。利用料は、2時間以内=600円、4時間以内=1,000円、1日=1,500円。月額料金は、直営4店舗の使い放題プラン=1万1,000円、受験勉強プラン=8,800円、夜間利用プラン=5,500円。土日利用プラン=5,500円など。住所とポストの利用や1カ月単位でのロッカー利用もできる。

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