若者向け国産時計ブランド、鎌倉へ本社移転-ギャラリーも併設

「所持金が残り1円になっても生き残る(=ALIVE)精神を持つ」という思いを込め、1円玉の若木をアレンジした同社のロゴが目印の本社外観

「所持金が残り1円になっても生き残る(=ALIVE)精神を持つ」という思いを込め、1円玉の若木をアレンジした同社のロゴが目印の本社外観

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 5月に本社を鎌倉に移転した、国産カジュアル時計ブランド「アライブ・アスレティックス」を展開するアライブトライブ(鎌倉市由比ガ浜2、TEL 0467-81-3883)で8月16日・17日、ショールーム、ギャラリー・スペース「A.T.Gallery」のオープンを記念したイベントが開催された。

今秋冬の新作には、人気モデル「ILLEST」復刻版も登場

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 同社は2002年に東京・浅草で創業。ストリート系デザインのカジュアル・ウオッチを中心に展開し、20代の若者を中心に支持を集めている。

 由比ガ浜の海岸の近くに位置する新オフィスの面積は約20平方メートル。渋柿の天然木材を全面に格子状に貼り付け、コケや竹をアプローチに使った「純和風」の外観に対して、内装は床と天井を黒色に、壁を白色にしたモダンな空間にしたのが特徴。

 同社のデザイナー兼プロデューサーの齊藤さんは、移転の理由に「海・山・波と、自然が多い鎌倉には、デザインに必要なインスピレーションをわかせる要素がいっぱいある」ことを挙げる。

 イベントでは、今秋・冬の新作時計を展示するほか、福岡のクリエーティブユニット「OIL WORKS」をゲストに迎え、グラフィックアーティストのポピー・オイルさんのアート展示会とDJのオリーブ・オイルさんによるライブを開催。約100人の来場者でにぎわった。

 齊藤さんは「移転を機に、今後は本格的な防水時計や、エコを意識したソーラー時計などのデザイン時計を作っていきたい」と意気込みをみせる。

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