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鎌倉の寺社を舞台にアート博覧会-「観○光 アートエキスポ」開催へ

「両忘」金澤翔子 書(建長寺法堂)

「両忘」金澤翔子 書(建長寺法堂)

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 日本の文化遺産である寺社を舞台に、さまざまなジャンルのアーティストが作品を展示・発表するアート博覧会「『観○光(かんひかり)』ART EXPO 2013鎌倉展」が4月12日から開催される。

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 同展は、建長寺・円覚寺・浄智寺の3カ所の寺院を会場に、分野の異なる30人の作家による、場所との「見立て」を主にした展覧会。

 出展作家の一人、しりあがり寿さんは円覚寺の龍隠庵の蔵にある蔵書や物をそのまま生かした「見立て」で画像によるインスタレーションを行う。建長寺法堂に展示する金澤翔子さんは「両忘」という禅の言葉を書き記している。

 「『観○光』とは仏教の言葉でいろいろなものを見、見識を広げ未来を見るという意味で、○は自分の心の窓。京都で始まって4回目。今回初めて鎌倉でも開催されることになった」と同委員会鎌倉展責任者の中堀慎治さん。

 「京都をスタートにしたのは、多くの人が一度は訪れる観光地でもあり、日本のルーツを感じ取る事ができる場所。そこで足固めをし、京都と同じ日本の精神文化に大きな影響を与えた鎌倉という好対照の武家文化の地に足場を築こうと思った」という。

 入場無料(各寺院の拝観料別途)。今月21日まで。

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