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北鎌倉・円覚寺で東西の2世落語家が競演-漫談、映像作品上映も

落語会イベントのチラシ

落語会イベントのチラシ

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 北鎌倉・円覚寺山内の佛日庵(鎌倉市山ノ内)で7月8日、東西の2世落語家を招いた落語会イベント「北鎌倉お坊さん☆アカデミー ~北鎌倉ぼっちゃん5落語会その2~」が行われる。

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 佛日庵は1284年に没した円覚寺開基北条時宗の廟(びょう)所。境内には川端康成の小説「千羽鶴」の舞台となった茶室がある。近年は本堂でボサノバライブを行うなど、住職の髙畠宗一さんが中心となって新しい寺の楽しみ方を提唱している。

 同イベントは放送作家で、若手2世のはなし家ユニット「ぼっちゃん5」のプロデュースを手掛ける植竹公和さんが企画した。上方落語からは父が2代目桂春蝶の三代目桂春蝶さん、江戸落語からは父が三遊亭好楽の三遊亭王楽さんが出演する。スペシャルゲストとして、フリーアナウンサーの梶原しげるさんが漫談を披露。さらに岩手県出身の風景映像作家で、動画「8分で日本の1日を回れる動画」が2カ月で16万アクセスを突破した日置晃晴さんの映像作品も上映する。

 同庵でライブや落語会などのイベントを行うようになったのは、髙畠さんが「寺に人が昔ほど来なくなった今、どうしたら寺を守っていけるのか、人に来ていただけるのか」と考えたのがきっかけ。そこで「手をこまねいては何も始まらない」と、さまざまな文化活動に携わる友人とともに「一緒になって文化を残そう。みんなに元気を与えよう」を合言葉に、さまざまな企画を始めた。

 髙畠さんは「まずは皆さんに寺に来ていただき、見て、聞いて、触って、体験していただければ」と話す。今後は「震災で心を痛めた方やいろいろな悩みを抱える方が笑顔で帰れるような企画も考えたい」とも。

 13時30分開場、14時開演。定員100人。チケットは、前売り=2,500円、当日=3,000円。円覚寺の拝観料300円が別途必要。予約、問い合わせは髙畠さん(TEL 090-4436-9629)まで。

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