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片瀬海岸西浜で江の島流鏑馬・武者行列 コロナ収束と地域活性願い込め

疾走する流鏑馬から矢が射られた瞬間(写真提供/碇佳彦)

疾走する流鏑馬から矢が射られた瞬間(写真提供/碇佳彦)

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 藤沢の片瀬海岸西浜で11月20日、「江の島流鏑馬・武者行列」が行われ、勇壮な流鏑馬(やぶさめ)と武者行列が居合わせた見物客を楽しませた。

江の島を背に矢をつがえる流鏑馬

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 「江の島流鏑馬・武者行列実行委員会」が企画し、藤沢市観光協会が事務局となって今年5月に実施予定だったが、新型コロナウイルスまん延の影響で延期となっていた。同協会の古田尚洋さんは「昨年末に観光協会会長が江島神社の宮司などと会話する中で発案した。折しもNHK大河ドラマで『鎌倉殿の13人』が制作されるという情報も入り、コロナ収束を願うとともに、街に活気を取り戻してもらいたいという思いから、源頼朝ゆかりの江ノ島や片瀬を、武者行列と流鏑馬で時代絵巻のように彩ることを着想した」と話す。

 武者行列は実行委員会や有志のメンバー40人ほどが甲冑(かっちゅう)を着けて練り歩き、源頼朝総大将役には藤沢観光親善大使のつるの剛士さんが馬にまたがり参加した。まん延防止の観点から大きく広報はしなかったが、関係者と居合わせた観光客1500人ほどを楽しませた。

 今後も定期的に開催し、次回は来年の春に予定しているという。

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