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葉山で「古民家暮らしを楽しむお話会」-一汁三菜ランチも

手すき紙を使ったインテリアに囲まれた「coya1681」の和室

手すき紙を使ったインテリアに囲まれた「coya1681」の和室

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 葉山にある築85年の古民家「古家1681(coya iroai)」(葉山町一色)で9月23日、古民家での暮らしぶりについて話を聞くイベント「古民家暮らしを楽しむお話会+一汁三菜ランチ」が開催される。

豊かな緑に囲まれた「coya1681」の入り口

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 湘南に残る邸宅、邸園、歴史的建造物などを舞台に文化的催しを開催することで、施設の保全・利活用、地域活性化を図る「湘南邸園文化祭」の一環として開かれる同イベント。

 会場となる古民家は1927(昭和2)年建築の伝統的な日本家屋で、10年以上空き家だったものを、同イベントを主催するNPO法人「葉山環境文化デザイン集団」の介在により貸家としたもの。現借り主である春日泰宣さん・奈美さん夫妻が「古家1681」と名付け、泰宣さんはネパールの手すき紙を用いたインテリア雑貨やアート作品の創作を、奈美さんは「発酵教室」「和の薬膳講座」などを通じて昔ながらの日本の食文化を継承する活動を行っていることから、同NPOが提案し、同イベント開催につながった。

 施設名称の由来は「古い家」と書いて「coya(こや)」、住所からとった「1681」は、「季節ごとの自然の色合いを感じ取れる住まい」という意味もあることから「色あい」とした。敷地面積は約500平方メートル、建物面積は約125平方メートル。間取りは2.5畳から10畳までの和室5室、洋間、ダイニングキッチン、バス・トイレなどを備える。

 当日は、春日さん夫妻が古民家での暮らしぶりを質疑応答形式で話すほか、無農薬有機野菜や漬物などを基本にした「一汁三菜ランチ」を輪島漆器の家具膳で提供。建物と多種の木々が植えられた庭も見学する。

 「昔ながらの葉山の景観を守りたいと思っている、古くからの葉山在住の方々をはじめ、古民家とその暮らしぶりが新鮮に感じる若い世代にもぜひ参加してほしい」と春日さん。「知恵がたくさん詰まったこの建築物を1人でも多くの人に体感してもらい、その存在を見直すきっかけになれば」とも。

 開催時間は12時~14時。料金は3,000円(食事付き)。定員は15人(先着順)。申し込みは同NPOまで。

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