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北鎌倉の古民家で「旧暦で祝う月まつり」-月待ちしながら精進料理を提供

月まつりの食事の例(イメージ)

月まつりの食事の例(イメージ)

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 北鎌倉の多目的古民家スペース「たからの庭」(鎌倉市山ノ内、TEL 0467-25-5742)で10月9日、「湘南邸園文化祭2011」の参加企画として、旧暦に基づいた月見と精進料理を味わう「旧暦で祝う月まつり~栗名月と精進料理~」が行われる。

広い庭園で食事会ができる「たからの庭」の様子

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 日本では古来より、旧暦8月15日(十五夜)と旧暦9月13日(十三夜)に美しい月が昇り、ススキを飾り、団子や里芋、クリ、酒などを供えて月を眺める「月見」の風習がある。十三夜は、クリを供えることから「栗名月」とも呼ばれ、今年は10月9日が十三夜にあたるという。

 同企画はその十三夜に、月が昇るのを待って人々が集まり食事などをする「月待ち」の風習に倣い、月見を楽しみながら旬の野菜を使った「精進料理」を味わうもの。「旧暦を意識すると、季節に寄り添ったより豊かな生活が過ごせると思う。この企画を通して日本古来の行事や祭事をもっと知り、日本人ならではの感性を大切にしてもらえれば」と「たからの庭」の島津さんは話す。

 月見と食事に合わせて、それぞれの専門家による講義も行われる。プラネタリウム・プランナーのかわいじゅんこさんは、旧暦とともに暮らしてきた日本人の慣習から秋の月見の話、月待ち信仰という風習などについて語る。マクロビオティック講師である瀧本さんは、日本古来の伝統食について簡単な調理法を含めて紹介。

 解散後は希望者と共に、鎌倉・扇ガ谷の浄光明寺で月待ち信仰の主尊・勢至菩薩に参拝する予定。

 料金は4,000円(食事代込み)。定員は14人(先着順)。

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