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葉山にカフェ食堂「ヤマウシ小屋」-料理と古道具好きな女性が開く

使い込まれた雰囲気のテーブルや椅子、雑貨などで女性好みの雰囲気に仕上げた

使い込まれた雰囲気のテーブルや椅子、雑貨などで女性好みの雰囲気に仕上げた

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 逗葉新道から鎌倉方面へ向かう県道沿いに4月、家庭料理をベースに手間暇かけたランチやスイーツ、ドリンクなどを提供するカフェ食堂「ヤマウシ小屋」(葉山町長柄、TEL 046-874-5279)がオープンし1カ月が過ぎた。

営業を知らせる古道具の火消し鍋は店のシンボル

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 料理の探究や料理で人をもてなすことが好きな店主、斉藤さんが開いた同店。仕事としての飲食業の経験はなないが、飲食店開業に必要な食品衛生管理者の資格を持っており、来客時やパーティーなどの集まりで料理を振る舞うことが多かったという。「3、4年先に店を出せれば」と思っていたが、「周囲からの温かい後押し」で昨年暮れに開業を決意。「1人で始めることに不安はあったが、思ったよりも平気だった。結果的に思い切って開業して良かった」と斉藤さん。

 店舗面積は約20平方メートル、席数は10席。白を基調にしたシンプルな店内は、窓に向いたカウンターの一枚板をはじめ「使い込まれた感じ」の家具や古道具で統一。壁は自身で塗り、ランプシェードやニットのスツールカバーなども自作した。

 料理には大根・小松菜・レンコン・ゴボウ・カブなど野菜を多く使うのが特徴で、「サラダのドレッシングやカレーに添える福神漬けなど、調味料以外の作れるものは全て自分で作っている」と斉藤さん。パンや焼き菓子、梅酒やサングリアなどのドリンクも自家製を提供。客層は1人から少人数グループまで近隣の女性が主だが、夜の部は男性の来店も多いという。

 サラダ・スープ付きのランチメニューは、野菜メーンの総菜数種や卵焼きなどを一皿に盛った「プレートごはん」(1,000円)、カレーは週替わりで「グリーンカレー」(辛さ調節可・850円)、「チキンカレー」(900円)、「ビーフカレー」(950円)を提供。量産できないレアメニュー「塩豚サンド」(800円)を用意する日もある。スイーツは「マフィン」(250円)、「ニンジンのシフォンケーキ」(380円)などの焼き菓子をそろえる。

 夜の部では、小皿料理(数種盛り合わせ500円)や「トリッパトマト煮とガーリックトースト」(450円)などの煮込み料理、オーブン料理などを提供。ドリンクはビール(500円~)やワイン(グラス600円)などのほか、2日間寝かせてアルコール度をやや高めにした「ヤマウシサングリア」(500円)、リピート客が多い「サングリアのレモネード割り」(600円)などを用意する。

 「1人で切り盛りしているので、いい意味で自分のペースを崩さず、おいしく提供できる適量を日々しっかり提供していきたい」と斉藤さん。「来店日時が決まっているときは前日までに予約いただければ」とも。

 営業時間は、火曜・水曜=12時~18時、金曜=12時~17時・17時~21時ごろ、第2・4土曜=17時~22時ごろ。変更もあるためブログでの確認を呼び掛ける。日曜・月曜・木曜・第1・3土曜定休。

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