平塚総合体育館（平塚市大原1）で1月10日、今年新成人になった1,805人が2,450枚の「世界一長いバンダナ（Longest Chain of Bandanas）」を結び、ギネス世界記録を更新した。

結んだバンダナは会場に張られたロープで留められた

　毎年、新成人で構成する実行委員会が企画・立案して開かれる同市の成人式。今回の挑戦は「記録に残る、記憶を残す」をテーマに、「離れ離れになった仲間たちと成人式で再開し、バンダナで一つの輪を作ることできずなを深め、一生に一度の成人式を忘れられないものにしたい」との思いから企画されたもの。

　イベントでは、出席した新成人に正方形の特製バンダナ（一辺約50センチ）を渡して結んでもらい、最終的に一つの大きなバンダナになるよう結びつけ、これまでの世界記録である2,192枚超えに挑んだ。バンダナには「記録に残る記憶を残す」との文字が染め抜かれ、終了後は記念品として配布された。

　市によると本年度の対象者は、男性1,397人、女性1,246人の計2,643人。参加人数は男性921人、女性884人の計1,805人（参加率68％）。会場内にはカメラ中継を導入し、ギネス世界記録の挑戦をステージ上のスクリーンでライブ中継し、成人式を盛り上げた。また、中学校時代の恩師からのビデオレター上映や記念抽選会なども行われた。

　実行委員長の梅林千花（ちはな）さんは「一生の思い出に残るような式典にしたいと、昨年5月から準備してきた。記録を更新できたのはみんなのおかげ。仲間の絆がより一層深まった」と話している。