藤沢市南藤沢に3月8日、日本のチーズとワインの店「湘南ファーム」（藤沢市南藤沢9、TEL 0466-27-2302）がオープンした。

　店舗面積は6.6坪で、席数はカウンター5席、テーブル4席。内外装は白、ダークブラウンを基調とし、カウンターにチーズを並べる冷蔵ショーケースを設置。店舗名の由来について、「自分がここで暮らして行こうと決めた『湘南』で、食と農業のつながりを意識できる場になりたいという思いから『ファーム』とした」と同店代表の柴本幹也さん。

　約40種類のチーズ（1品目500 円、2品目以降300円）に、グラスワインを常時8種類（500円～）置く。そのほか、岩手・三谷牧場のジャージー100%のモッツァレラの逸品「金のチーズ」を楽しむための「ナポリピッツァ」や、スイスの伝統料理ラクレットを北海道・共働学舎新得農場の数キログラムある半玉のラクレットチーズを使ったメニューなど。

　柴本さんは、前職はスーパーマーケット成城石井の現場で10年の経験がある。また、チーズプロフェッショナル協会認定のチーズプロフェッショナルとチーズ検定講師、日本ソムリエ協会認定ワインアドバイザーでもある。

　藤沢に住み始めて8年になるという柴本さん。「自分が暮らす街で自分が好きなチーズが楽しめるようにしたい」との思いで、3年前からチーズ検定講師として会を主催。また、1年半前にチーズを楽しむ会を始めた。そうした活動の延長線上に今回の開業があるという。

　営業時間は17時～23時。日曜定休。今後、チーズやワインの生産者を招いたイベントを計画し、4月2日に初のイベントを予定する。