茅ヶ崎で烏帽子岩を間近に見る周遊船-「新わかめまつり」も初開催

雲のない晴天であれば、白雪の富士をバックにした烏帽子岩が見られる

雲のない晴天であれば、白雪の富士をバックにした烏帽子岩が見られる

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 茅ヶ崎市観光協会は2月5日、相模湾に浮かぶ「烏帽子(えぼし)岩」の周りを周遊する「えぼし岩周遊船」を運航する。

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 湘南をテーマにした歌にも度々登場する烏帽子岩は、市のモニュメントや菓子のモチーフなどに採用されるなど市のシンボルとして有名だが、普段は釣り客のための渡し船以外ではなかなか近づくことはできず、市民でも間近に見る機会は少ない。周遊船の運航は、そんな烏帽子岩を多くの人に間近で見てほしいと1993年からスタート。今年で18回目を迎える冬の恒例イベントとなった。

 運航するのは、茅ヶ崎漁港を出港し烏帽子岩の周囲をゆっくり回る約40分のコースで、「第七沖右エ門丸」「第十八ちがさき丸」など4隻が各4回出航。天候に恵まれれば、富士山を背景にした烏帽子岩が見られる好機となる。「冬の澄み切った空気により富士山がくっきりと見え、海上から見る富士山をバックにした烏帽子岩の眺めは絶景。その2ショットを写真に収めようとする方も大勢いる」と同協会の金子貞広さん。

 当日は周遊船運航に合わせて「初摘み・生わかめまつり」も初開催の予定。茅ヶ崎漁港に設けられた会場では、烏帽子岩で栽培した生ワカメの試食・直売や、ワカメを使った特別メニューの販売のほか、地元物産店などが多数出店する。開催は9時から12時30分まで。

 金子さんは「茅ヶ崎の海は、夏だけでなく冬でも楽しめる魅力的な観光スポット。周遊船は事前申込制だが、生わかめまつりは当日でも楽しむことができるので、この機会にぜひ足を運んでほしい」と話す。

 周遊船の出航時間は8時30分、9時30分、10時30分、11時30分。定員は身長110センチ以上を対象とする600人(申し込み多数の場合は抽選)。乗船料金は1人1,500円(小学生以下1,000円)。参加希望者は1月10日までに往復はがきで申し込む。申し込みの詳細は市観光協会のサイトで確認できる。荒天中止。

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