鉄道作家・森川天喜(あき)さんの講演会「鉄道で読み解く地域の歴史~湘南軌道と大磯駅・二宮駅~」が10月11日、大磯町立図書館(大磯町大磯)で行われる。「おおいそ文化芸術祭」のオープニングイベントとして企画した。
大磯で鉄道作家・森川天喜さん講演会 湘南軌道の大磯延伸計画を解説
湘南軌道は、かつて二宮と秦野を結んだ軽便鉄道。1906(明治39)年に前身の馬車鉄道として開業し、1937(昭和12)年に廃止された。講演では、同線の歩みや、実現しなかった大磯への延伸計画など、地元でもあまり知られていない歴史を、貴重な資料や図面、絵図を基に解説する。
森川さんは日本ペンクラブ会員で、大磯町観光協会の副会長も務める。神奈川県を中心に、鉄道史や地域史をテーマに執筆を続けている。2024年10月に神奈川新聞社から刊行した著書「かながわ鉄道廃線紀行」では、湘南軌道を含む県内11の廃線跡を紹介。同書は日本旅行作家協会の第7回「旅の良書」に選ばれた。2025年6月からは神奈川新聞日曜版で「かながわ鉄道英雄伝」を連載している。
森川さんは「大磯の歴史といえば別荘文化が中心で、普段、鉄道はあまりスポットライトが当たらない。しかし、関係者の日記や図面、当時の新聞記事などを調べると、知られざる歴史が浮かび上がってくる。地域の『もう一つの歴史』を楽しんでいただければ」と話す。
開催時間は14時~15時30分(受け付けは13時45分~から)。入場無料。定員50人。事前申し込み不要。