江の電が軒先を走る古民家・洋食カフェ-都内から移住した女性が独立

古民家を活用した洋食カフェの1階スペース。ガラス張りの窓から日差しが程よく入り、江ノ電を眺めることができる。

古民家を活用した洋食カフェの1階スペース。ガラス張りの窓から日差しが程よく入り、江ノ電を眺めることができる。

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 鎌倉・江ノ島駅近くに8月8日、江ノ電車両が軒先を走る古民家・洋食カフェ「日月日(にちげっか)」(藤沢市片瀬1、TEL 0466-52-5047)がオープンした。

2階は壁をブルーに縫ったくつろぎの和室

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 都内でマクロビ料理をワゴン車で提供する仕事に就いた後、旅行会社に勤務していた佐藤さんが独立開業した同店。「湘南エリアで以前からやりたかったカフェを開店したい」と、釣り船の待合所だった現在の物件を発見し、開店にこぎ着けた。

 店舗面接は40平方メートルで、席数は20席ほど。1階は江ノ電の線路が見渡せるガラス窓沿いにカウンターが並び、2階は和室にテーブルやソファ、座いすを置いた。壁は水色やブルーに塗り直し、ポップながら「昭和レトロな雰囲気」を残している。「家でゆっくり話しながらくつろげる感じにしたかった」と佐藤さん。

 「自分も好きな懐かしの洋食屋メニューを出したい」と、自家製ソースで作った「かれはやし」(500円)や「ハンバーグ」(800円)、「焼きそばナポリタン」(500円)、ドリンクには「メロンソーダ」(400円)や「自家製レモンスカッシュ」(450円)などを用意した。コーヒー(400円~)は有機栽培のフェアトレード豆を使い、ハンドドリップでいれる。

 入り口のコーナーではペルーやアジアの雑貨なども販売するほか、以前の仕事を生かして旅の情報をスクラップブックにまとめたものを置き、1階奥にはキッズスペースも設置した。今後は、旅の情報交換をしたり、2階をアートスペースとして提供し、ミニライブや展示会などを開いていく予定。

 営業時間は11時~18時(日没まで)。

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