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大磯港近くにイタリアン-ソーシャル雑居ビル「OISO1668」に出店

自然光が降り注ぐ居心地のよい店内。夜は白いテーブルクロスで模様替えする。ガラスの向こうには厨房がある

自然光が降り注ぐ居心地のよい店内。夜は白いテーブルクロスで模様替えする。ガラスの向こうには厨房がある

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 大磯港近くの元歯科医院の建物をリノベーションしたビル「OISO1668」(大磯町大磯)1階に2月5日、港の朝どれ魚介をメーンに使うイタリアンレストラン「osteria il cielo(オステリア イル チエロ)」(TEL 0463-61-1700)がオープンした。「osteria」は「食堂」、「cielo」は「空」を意味するイタリア語。

築30年の元歯科医院をリノベーションした「OISO1668」

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 建物の番地をビル名にした「OISO1668」は、若い世代のアーティストや起業家らのチャレンジ支援や交流を目的とする「ソーシャル雑居ビル」。NPO法人「西湘をあそぶ会」が運営し、1階には同店のほか立ち飲み店や草花店、軒先に「壺やきいも」の店を誘致。2階は地域や環境、アートなどの各分野での活躍を望む若い世代のためのシェアオフィスとし、3階にはギャラリー、ワークショップのためのスペースを設けた。

 同店のオーナーシェフを務める佐々木健一さん(32)は、都内のイタリアンレストランに勤めた後、2009年2月からイタリア南部プーリア州、中部ウンブリア州で約1年間料理修業を積んで帰国。同ビルのオープンに伴い、二宮で営業していた同店のシェフに就任した。店舗面積は20平方メートルで、席数は18席。

 メニューには、大磯港で水揚げされた新鮮な魚介を取り入れつつ、マグロの生ハム(モシャーメ ディ トンノ)やハンガリー原産の希少な豚マンガリッツァなど珍しい食材も使う。

 ランチメニューは、「いろいろお肉ボロネーゼ リガトーニ」(1,000円)、「海の幸トマトソース フジッリ」(1,200円)などを日替わりで6種用意。ディナー(希望によりランチタイムもオーダー可能)のアラカルトは、「大磯産イワシのカルピオーネ(南蛮漬け)」(600円)、「サルデーニャ産モシャーメ ディ トンノ」、「パルマプロシュート サラダ添え」(以上1,000円)などの前菜、「マンガリッツァとオリーブのトマトソースペンネ」「大磯産あじと玉ネギのスパゲティーニ」(以上1,000円)などのパスタ、「湘南ピュアポーク豚肩ロース ポルケッタ風」(1,500円)、「マンガリッツァ ロースト はちみつマスタードソース」(1,800円)などをそろえる。ワインはグラス(600円)、ボトル(3,000円~)を用意。客単価は、昼=1,000円~1,200円、夜=3,500円~4,500円。

 佐々木さんは「これから夏に向けて魚料理をさらに充実させていきたい。コース料理やパーティーにも対応しているので気軽に相談してほしい」と話す。

 営業時間は11時~15時、18時~23時。

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