藤沢駅周辺地区の利活用に関する指針表明を行うイベント「まちにイタズラをしかけよう 共謀者の会」が4月19日、藤沢駅前のサンパール広場で行われ、民間事業者や市関係者ら100人以上が集まった。

夕暮れの中で次々に登壇者が発言する「共謀者の会」の様子

　同広場の指定管理者である一般社団法人「藤沢駅周辺地区エリアマネジメント」が企画。芝生広場にスピーカーとスクリーンを設け、湘南エリアのクラフトビール工房で作られたビールを振る舞うなど、オープンな雰囲気で開催した。

　同法人理事の増田隆一郎さんは「『まちにイタズラをしかけよう』を合言葉に、藤沢駅周辺地区のさらなる活用を目指す。どんな使い方をするかは、街に住むプレーヤー次第」と話す。

　発表会の中では、市内在住のアートディレクター平野篤史さんによってデザインされたエリアマネジメントのリニューアルロゴやウェブサイトなどもお披露目された。平野さんは「増田さんの熱い呼びかけで、自分の住む街の仕事をデザインする機会に恵まれた。ロゴは、この街から出土した太古の石をトレースしたものを組み合わせた。土地の歴史や、さまざまな多様な構成要素を表現した」とデザインに込めた思いを話した。

　会場を訪れていた市内企画会社の社長は「市長や商店会長も出席する、オープンで希少な場所。この藤沢駅前の空間を中心に、街に新たなシーンが生まれてきたら面白い。自分も仕掛け人になろうと思える『まちにイタズラをしかけよう』という合言葉にも共感した」と話す。

　次回の共謀者の会は6月21日、「8HOTEL SHONAN FUJISAWA」で開催。1ドリンク制。