茅ヶ崎にゴールドコースト発の有名サーフショップ「ビラボン」

立地は国道1号線の本村交差点からすぐ。駐車場も備える

立地は国道1号線の本村交差点からすぐ。駐車場も備える

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 茅ヶ崎の国道1号線沿いに5月15日、「BILLABONG STORE(ビラボン・ストア)茅ヶ崎」(茅ヶ崎市本村2、TEL 0467-50-1226)がオープンした。湘南エリアでは2002年に開店した湘南店(藤沢市片瀬海岸)に次ぐ2店舗目。

天井が高く、明るく開放的な雰囲気の店内。左は店長の松浦さん

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 同店を運営するのは、「VONZIPPER」「SECTOR9」「DAKINE」「ELEMENT」「HONOLUA」など8つのサーフ、スケート、スノーブランドを保有するジーエスエムジャパン(本社=大阪市中央区)。1階に店舗、2階には東京支店を置く藤沢から同社小売本部も移転した。店舗面積は50坪。

 オーストラリアの原住民、アボリジニの言葉で「水のある場所」を意味する「ビラボン」は、1973年にゴールドコーストで誕生したサーフブランド。耐久性や着心地など、サーフィンに最適な機能とファッション性を兼ね備えたボードショーツが作られていなかった当時、60代で今も現役サーファーである創業者ゴードン・マーチャントさんが「自宅のキッチンテーブルで布を裁断し、自分たちが着たいと思うサーフウエアを手作りした」のがルーツ。80年代に入り日本やアメリカ、ニュージーランド、インドネシア、南アフリカ、ヨーロッパなどに広まり、「鮮やかでメリハリのある配色、多様な素材によるナチュラルなサーフスタイル」を特徴に、数あるサーフカンパニーの中でも高い知名度を持つ。

 商品は、「ビラボン」のウエアを中心に、ハワイアンテイストの「HONOLUA」(ウエア・シューズ・アクセサリー)、「DAKINE」(バッグ)、「VONZIPPER」(サングラス)など、多彩な組み合わせが可能な幅広いブランドとともに展開する。価格帯は、ボードショーツ=6,500円~1万2,000円、UVカットや速乾性などの機能をもたせたレディス用ラッシュガード=6,000円~1万円。キッズも扱う。

 海岸がある南口ではなく北口の国道1号線沿いに出店したことについて、同社小売本部の村上明さんは「1年前から、店舗と小売部門が一体で入れる物件を探しており、駐車場も確保できる現在地に出店した。リテール(小売)と店舗が直結することで多彩な試みや提案、発信ができる利点がある」という。開店前は来店に若干の不安もあったというが、「たまたま車で店の前を通り、気になったからと後日来店する方や、近隣住宅街のファミリー層の来店が多い。リアルタイムに来店客をキャッチするより、交通の流れが多い国道前という立地が来店につながっている」と話す。

 また、松浦一彦店長は「サーフィンをする・しないにかかわらず、組み合わせやすいアイテムを豊富にそろえている。ビラボンは茅ヶ崎という土地柄にもとても合っており、幅広い客層にトータルに提案していければ」と話す。「すぐ近くには茅ヶ崎高校もあるので、学生の顧客づくりにも力を入れていきたい」とも。

 営業時間は10時~20時。

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