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茅ヶ崎のギャラリーで「海」がテーマの展覧会-地元作家も多数参加

大きな窓からの光が気持ち良いギャラリー

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 茅ヶ崎の「artsea SHOP & GALLERY」(茅ヶ崎市東海岸北5)が現在、オープン3周年を記念して「海がテーマの展覧会」を開催している。

ギリシャ風の白い壁が映える外観

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 同店は、代表の中村友香さんら2人が2000年に始めたアクセサリーショップが前身。木や石などの自然素材やシルバー、レザーなどを用いた作品を製作販売しており、ギャラリーも併設する。「ヨーロッパの風を流したい」とこだわった建物は、学生時代に魅了されたギリシャの海の色と白い壁をイメージしている。「この辺の人はみんな海が好き。場所柄か、どんどん海っぽくなってきた」と中村さん。今の形態になって3周年で、周辺の顔なじみや過去に個展を開いたアーティストなど30人に声を掛け、同展が実現した。

 「自治体の美術館から制作を依頼されるような大物作家も名を連ねる」というが、ほとんどが市内在住。絵画、グラフィック、写真、版画、彫刻、美術工芸作品、手芸作品など幅広いジャンルの作品が「海」という統一テーマの下に集まる。海沿いの134号線の朝の風景を撮り続けている写真家の作品や色とりどりのガラス作品、イルカやクジラの木彫り、茅ヶ崎の砂を混ぜ込んで作った土鍋など地元色にあふれた作品が並ぶ。「海というテーマだけで制作をお願いしたので、一体どんな作品が上がってくるのか私自身楽しみだった」と中村さん。「それぞれの海への思い、表現、捉え方などを感じ取ってほしい」とも。

 参加者は今回が他ジャンルの作家らとの初コラボレーションという人も多く、「若い人たちと一緒にやるのも楽しい」(画家・岩本和子さん)という声や、震災以来海のイメージが悪くなっていることを憂い「やっぱり海は癒やされる。これを機に海のイメージを変えられたら」(蝋染作家・飯塚美絵さん)という声も。

 開催時間は10~18時(最終日は17時まで)。火曜・水曜定休。パート1は今月30日まで。パート2は6月9日~24日に開催する。

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