湘南の老舗映画館「湘南オデヲン」閉館-71年の歴史に幕

映画「ドリームガールズ」が最終上映作品となったオデヲン1番館

映画「ドリームガールズ」が最終上映作品となったオデヲン1番館

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湘南で老舗の映画館として親しまれた湘南オデヲン(藤沢市南藤沢、TEL 0466-26-2500)が3月31日で所有する映画館4館すべてを閉館する。

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 同社では1935年の映画館開館以来、超大作から単館系の作品まで幅広い映画作品を上映し、作品により地元の店とさまざまなタイアップを組むなど、特色のある経営を続けてきたが、興行収入の落ち込みと同社の野内弘子社長の健康問題を理由に閉館を決めた。

 最終週の上映作品は「ハッピーフィート」「筆子・その愛-天使のピアノ-」「ドリームガールズ」など。

 同社営業課の吉田稔さんは「これまで藤沢の映画の灯を守るべく、従業員一同努力してきたが、閉館することとになった。昭和10年に横浜オデヲン座の建物をそのまま移築し、現在の北口劇場の場所で営業を始めて71年。残念な思いとお客様に申し訳ない思いでいっぱい。今まで多くのご支援ありがとうございました」と話している。

 藤沢駅南口のオデヲン1番館の最終上映「ドリームガールズ」(19時5分開始)の終了時間は21時15分。これをもって湘南オデヲンでの上映はすべて終了する。

湘南オデヲン

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