江ノ島参道裏にカフェ-個々の得意分野をもつセラピスト10人が共同運営

落ち着いた雰囲気の店内。押入れを利用したスペースには年代ものの調度品や着物をディスプレイ。

落ち着いた雰囲気の店内。押入れを利用したスペースには年代ものの調度品や着物をディスプレイ。

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 江ノ島参道裏に10月3日、個々の得意分野をもつセラピストたちが共同運営するカフェ「阿慈無(あじむ) 江ノ島弁才天cafe」(藤沢市江ノ島、TEL 090-8800-7634)がオープンした。店名は、同店代表の相澤美穂さんが仕事で大分を訪れた際に知った地名「安心院(あじむ)」の音から連想する漢字をあてはめた。

店舗は参道郵便局そばのまんじゅう屋脇の小道を入った突き当たりにある

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 運営に参加するのは、フラワーエッセンスのセラピストとして活動している相澤さんを中心に知り合った女性8人、男性2人のメンバー。花びらを水に浸したエッセンスを生活に取り入れることで心身を健やかに保つ実践を目指し、イギリスなどで古くから行われてきたという。

 メンバー全員がフラワーエッセンスのセラピストであると同時に、薬剤師でもある米川千春さん、栄養士でもあり自宅で食事処を主宰する宮本そのみさん、生活全般をコーディネートするライフスタイリストであり、ヨガやサーフィンなどを教える活動を行う中島由香さんなど、各人が得意分野を持ち個人でも活動しているのが特徴。

 共同運営というスタイルについて、相澤さんは「セラピストが自宅の一室を利用するケースもあるが、もっと気軽にいつでも立ち寄れる開かれた場所を作りたかった。同時に、昨今の経済情勢を見るにつけ、何かを自主的に運営する練習をしておく必要があると感じた」と話す。「『食』を基本にしたカフェというスタイルであれば、景気による被害も小さいのではと思った」とも。

 建物は、鎌倉や湘南の古民家再生を行う鎌倉の「建主塾」が仲介した築約40年の一軒家。内部の壁塗りなど、できることは自分たちで行い、家具や食器はメンバーからの寄付や手作り、リサイクルショップなどでそろえた。

 店舗面積は6坪で、16席を設ける。メニューは、曜日ごとに担当するメンバーが自然食系、マクロビオティック系などの日替わりランチ(1,100円)を提供。コーヒー(500円)は北鎌倉の「石かわ珈琲」に依頼したスペシャルティーコーヒーのオリジナルブレンドを月替わりで提供する。予約なしで受けられる各種ヒーリングはドリンク付きで2,200円~。

 2階では整体や縄文気孔、ヨガなど、さまざまなワークショップを予約制で開く。12月1日には、食材をできるだけ生に近い状態で食べるローフードとヨガを組み合わせて開催する予定(先着順)。

 営業時間は11時~18時。

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