湘南経済新聞の2016年上半期PV（ページビュー）ランキング1位に輝いたのは、「湘南茅ヶ崎ラーメン祭」の記事だった。

　夏のイメージが強い茅ヶ崎で、冬の集客による観光振興を目的に始まった同イベントは、札幌から博多までの12店が出店。期間中は天候にも恵まれ、4日間で2万8000人が来場した。22年前に登場したものの5年前に姿を消していた「湘南ラーメン」復活も話題となった。

　2位は観光地でありながら数が少なく、気持ちよく使えるトイレが少ないことから飲食店店主が採算度外視で設置した「鎌倉初の有料トイレ」。ホテル仕様のような女性用パウダールームの写真も目を引いた。

　ランキングは1月1日から6月30日までに配信したヘッドラインニュースのPVを集計したもの。上位10位は以下の通り（カッコ内は掲載日）。

1.湘南茅ヶ崎ラーメン祭　22年前の「湘南ラーメン」も復活（1/8）
2.鎌倉の中心地に初の有料トイレ　外国人観光客にも対応、女性パウダールームも（4/8）
3.鎌倉にカレーと菜食「香菜軒」 東京で20年の人気店が移転、ビーガン料理メインに（5/25）
4.湘南・西湘のフリー誌「海の近く」、地元在住ライターらが創刊（4/25）
5.湘南モノレールにブラックラインがデビュー　硬券の「乗車証明書」発行も（2/26）
6.藤沢に映画館の灯をもう一度　ミニシアター設立に1,000万円寄付プロジェクト（6/14）
7.新刊「かまくらパン」発売　鎌倉の出版社が地元目線で22店を紹介（2/8）
8.鎌倉に「ミソラカフェ」　夫婦で開業、産直野菜・ベビーカー対応など親子で楽しめる店に（5/11）
9.真冬の湘南海岸公園で食べて遊んで　海を見ながらセグウェイ体験も（2/12）
10.鎌倉で御朱印帳作り　手拭い専門店の300柄からお気に入りの1枚選んで（2/24）

　上半期はグルメ関連のほか、4位の「フリー誌創刊」、6位の「藤沢に映画館の灯を」、7位の「新刊かまくらパン発売」などカルチャー系の話題も目立った。

　ランキング外では、11位に「鎌倉海浜公園でプチロックフェス」、12位に「由比ガ浜でボーダーフェス」、13位に「北鎌倉の禅寺などで音楽フェス」などのイベント情報記事が並んだ。

　夏から秋に向けさらにイベントが多くなる湘南エリア。汗をかきながら海街の情報を発信していきたい。