北鎌倉で「鞄とものがたり展」-手縫いかばんの体験教室も同時開講

体験教室で制作する革ポシェット。柔らかでしっとりとした質感で、使い込むほどに味が出るという。

体験教室で制作する革ポシェット。柔らかでしっとりとした質感で、使い込むほどに味が出るという。

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 北鎌倉にあるアートギャラリー「北鎌倉小舎」(鎌倉市今泉台7、TEL 0467-43-3627)で5月30日、奈良在住の革かばん作家による「鞄とものがたり展」「革の手縫い手作り体験教室」が同時に開かれる。

革の色はキャメルとこげ茶の2色から選べる

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 開催するのは、奈良で革の手作り工房「FahMoh Studio(ファーマー・スタジオ)」を立ち上げ、作家活動を行う岩井圭一さん。約20年間、グラフィックデザイナーの仕事に従事した岩井さんは、「思うところあって」2007年に革かばん作家への転職を決意。大阪レザーアートを主宰する大塚俊治さんに師事し、同年11月に自身のブランド「FohMoh」を立ち上げる。現在は「革と暮らす日々」などの作品展を開きながら、奈良・大阪・東京各地の雑貨店やカフェでワークショップを開催する。

 ブランド名の「FohMoh」は、「父の手と母の心」を意味する「Father’s Hand & Mother’s Heart」の頭文字からとったもの。「父の手のように大きく力強く、母の心のように温かく包み込むように、そのかばんを持つ人を幸せにできれば、という願いを込めて命名した」という。

 「鞄とものがたり展」では5つの手作りかばんと、岩井さんが書き上げた、それぞれのかばんにまつわる5つの物語を展示。本は手に取って読むことができ、かばんのオーダー販売も行う。「革の手縫い手作り体験教室」では、初心者でも2~3時間で完成するという革ポシェット(横19センチ×縦15センチ×マチ幅10センチ)を制作。道具類は会場で用意する。

 岩井さんは「それぞれの人に、それぞれの人生があるように、かばんも人生の一部をともに歩んでいる。ご自分の人生とそのかばんを思いながら、展示を見てもらえたらうれしい」と話す。「ワークショップでは、革の手縫いの楽しさと魅力をぜひ知ってもらいたい。自分で作れば、きっと愛着あふれるお気に入りになるはず」とも。

 「鞄とものがたり展」は11時~17時。無料。体験教室は13時~16時。料金は8,000円(材料費込み・お茶付き)。申し込み方法は北鎌倉小舎のサイトで確認できる。申し込み締め切りは5月24日。

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