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江ノ電沿線で湘南ゆかりの作家による「沿線10」-児童らの作品展示も

藤沢に生まれ育ち、通学でも江ノ電を利用したイラストレーター藤江俊治さんが描く「サムラリーマン」

藤沢に生まれ育ち、通学でも江ノ電を利用したイラストレーター藤江俊治さんが描く「サムラリーマン」

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 江ノ電沿線のギャラリーで現在、湘南や江ノ電にゆかりのあるアーティスト10人の作品を紹介する「沿線10(展)」が開催されている。江ノ島電鉄(藤沢市片瀬海岸1)が中心となって毎年秋に開催する体験型イベント「江ノフェス」の一環。

江ノ電の架空の駅を旅する「トサカくん」を描いたMarcielさんの作品

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 湘南ゆかりの若手アーティストの才能を広く発信することを目的に、2006年秋から始まり、今年で6回目を迎える同展。当初は車両をギャラリーに見立てた情報発信トレイン「S・K・I・P(スキップ)号」のみの展示だったが、作家らの働きかけにより沿線近郊のギャラリーやカフェなどと連携したイベントに拡大。江ノ電沿線ならではのアートイベントになりつつある。

 選出されたのは、アーティストの河野美雪さん、Move(中村亮)さん、画家の岡本真人さん、インテリアジュエリーアートを制作する岡村透子さん、絵描きのKATSUYA153さん、Kirieアーティストくろうどさん、イラストレーターの藤江俊治さん、Marcielさん、吉田美穂子さん、写真と絵を手掛けるRYUTA ABEさんの10人。作家別の個展10会場のほか、「明日のアーティスト、湘南、江ノ電を描く」と題し地元児童と文教大生による200点近い作品を小田急百貨店藤沢店など6会場で展示。10月29日には、江の島シーキャンドルサンセットテラスでファイナルイベントも開かれる。

 同社経営企画部の増田房美さんは「地域全体で盛り上がるアートイベントにとの思いから、アーティストだけでなく地元小学校の児童たちの絵も沿線店舗に展示した。芸術の秋を江ノ電に乗って楽しんでもらえたら」と話す。スキップ号の運行は10月31日まで。個展会場のスケジュールは公式サイトで確認できる。

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