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茅ヶ崎のギャラリーで「お守り展」-湘南ゆかりの作家ら30人が参加

布にパステルで描いたアックリルさんのぬくもりを感じるイラスト

布にパステルで描いたアックリルさんのぬくもりを感じるイラスト

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 茅ヶ崎南口の鉄砲道沿いのギャラリー「Kalokalohouse(カロカロハウス)」(茅ヶ崎市中海岸2、TEL 0467-58-8331)で1月20日より、湘南ゆかりのアーティストら約30人によるグループ展「お守り展」が開催される。

ワークショップで作る「にこまもり」

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 毎年、年初めの恒例企画としてオーナーの木村みどりさんが発案したテーマで企画展を開く同ギャラリー。テーマは「年初めの企画展の片付けをしているときに翌年のものが浮かぶ」といい、「昨年の『切符』に続き今年は『お守り』と、概念的なテーマがひらめいた」と木村さん。同テーマを決めた翌月に東日本大震災が発生し、「お守り」というテーマと震災がイメージ的に重なり過ぎるため、テーマの重さに出展を辞退する作家が出る一方、「ぜひ作品を作りたい」と参加を希望した作家もいたという。

 参加するのは、アジア・日本・湘南を意識したイラストを描くアックリルさん、人形やバッグなどフェルト作品を手掛ける青木まめさん、昨年秋まで茅ヶ崎にアトリエを構えていた現代美術家の眞壁陸二さん、ベビーシューズなどの革作品を手掛ける長谷川良子さんら約30人。約7割は湘南在住で、東京都や静岡県から参加する作家もいる。

 「お守り」という言葉からイメージした作品は、それぞれの作家が日頃手掛ける作品の手法や新たな手法を使って制作したもの。「ふたを開けてみるまでは、どんな作品が集まるかわからないが、『お守り』という言葉から『祈り』を連想した作品なども見られる」と木村さん。1月27日~29日の3日間は、各人のバイオリズムに合わせて今年のサポートカラーを取り入れた「にこまもり」作りのワークショップを開く。時間は10時30分~、13時30分~の2回、参加費は2,500円で、定員は各3人。要予約。

 「実際に被災した方には適切な表現ではないかもしれないが、先の大震災では被災地から遠く離れた場所で暮らす私たちも、いろいろな意味で傷ついた。それぞれの思いが込められた作品を通じて『皆一つの船に乗っている』と感じてもらえれば」と木村さん。販売作品もあるので、誰かのために贈ったり、ワークショップで作ったりして楽しんでほしい」とも。

 開催時間は10時~18時。水曜・木曜定休。2月7日まで。

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