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湘南モノレールに「ピンクリボン号」 全国初の車両ネーミング、乳がん防止啓発へ

ピンクのラインにピンクリボンがアクセントになっている車体側面のデザイン(イメージ)

ピンクのラインにピンクリボンがアクセントになっている車体側面のデザイン(イメージ)

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 湘南モノレール(鎌倉市常盤)は5月28日、新造車両の湘南ピンクラインを「ピンクリボン号」と命名し専用ヘッドマークを付けて運行を始める。

湘南モノレール開業40周年を記念して誕生したマスコットキャラクター「しょもたん」。大船観音寺の「のんちゃん」とともに出発式に駆け付ける

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 同線では2004年6月から5000系の新造車両導入を進めており、これまで「湘南レッドライン」「湘南ブルーライン」「湘南イエローライン」「湘南グリーンライン」「湘南パープルライン」「湘南ブラックライン」の6編成が運行している。今回最後の導入となる車両が「湘南ピンクライン」で、同線沿線にある湘南記念病院のかまくら乳がんセンター長・土井卓子さんが「ピンクリボンかながわ」の代表を務めることからコラボが実現した。

 鉄道車両に「ピンクリボン号」とネーミングするのはこれまでに例がないという。専用ヘッドマークのほか、車両の側面2カ所にピンクリボンマークを貼付する。

 同運動は乳がんで亡くなった患者の家族が「このような悲劇が繰り返されないように」という願いを込めて作ったリボンをモチーフに始まった乳がん予防の啓発活動。当日は大船駅改札近くで「ピンクリボンかながわ」と鎌倉市健康福祉部市民健康課がブースを出展し、乳房模型を使ってのしこり触診体験、正しい自己触診の説明、チャリティーグッズの販売などを行う。

 出発式は10時45分に始まり、同社キャラクター「しょもたん」や大船観音マスコット「のんちゃん」も参加しヘッドマーク取り付けの後、発車する。

 大船駅11時発、11時37分発、12時15分発、12時52分発、13時30分発、14時7分発の同号に乗車する先着1000人に「ピンクリボン号(5613編成)デビューランC型硬券」を進呈する。

 同日18時~20時には近くの大船観音寺でも大船観音をピンク色にライトアップして運動をアピールする。この時間内は拝観料が無料となる。

 同社の花香晋生さんは「ピンクリボン号を見たり乗ったりするたびに、乳がん予防や活動への応援、健康に関心を持っていただくきっかけになれば」と話し「これで7編成全てが異なるラインカラーになり乗車の楽しみも増える。全てが最新型車両となったことで、今後も一層の安心・安全運行に努めていきたい」とも。

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