長谷寺でインスタレーション-アルミ箔で覆った銀色の経堂出現へ

2005年作品「鎌倉銀閣」

2005年作品「鎌倉銀閣」

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 長谷寺(鎌倉市長谷3)で11月22日より、現代美術作家・渡辺五大さんによるインスタレーション展「銀燦堂(ぎんさんどう)」が開催される。

【関連画像】渡辺五大さんによる「鎌倉銀閣」(2005年)

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 インスタレーション作品は、同寺境内の「経蔵」で制作される。「経蔵」をアルミ箔で覆い、銀色に輝く堂が出現。「経蔵」とは経典を納める堂のことで、長谷寺には回転式の「輪蔵」がある。書架を一回転させることで、一切経を全て読むのと同じ功徳が得られると言われている。

 渡辺さんは、2005年に建長寺境内で「鎌倉銀閣」を制作。今回制作する「銀燦堂」は「よりスケールが大きくなる」とイベントを主催する鎌倉芸術祭事務局の島津克代子さん。「長谷寺のスケールと現代アートの異色のコレボレーション。今までに見たことがない光景が広がると思う」と期待を寄せる。

 インスタレーションの展示期間は11月22日~12月7日。時間は8時~16時30分(入山料300円が必要)と17時~18時。17時~18時には周辺の紅葉とともにライトアップが実施される。11月29日には同寺大黒堂前で、作家の渡辺さんによるトークイベントも開催予定。

 鎌倉芸術祭では展示に伴い制作ボランティアを募集している。活動期間は11月16日~21日。詳しくは同祭事務局(TEL 080-6558-4236)まで。

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