ノーベル賞受賞で脚光「オワンクラゲの放つ光」-新江ノ島水族館でワークショップ

ノーベル化学賞受賞につながったオワンクラゲ(標本)

ノーベル化学賞受賞につながったオワンクラゲ(標本)

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 新江ノ島水族館(藤沢市片瀬海岸2、TEL 0466-29-9960)で11月29日・30日、ワークショップ「オワンクラゲの放つ光について」が開催される。

WSではオワンクラゲの放つ光について解説(関連画像)

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 ノーベル化学賞を受賞した下村脩博士の研究で脚光を浴びた、オワンクラゲの緑色蛍光たんぱく質(GFP)について学ぶワークショップ。同館のクラゲ担当者が、オワンクラゲとはどんなクラゲなのか、緑色蛍光たんぱく質とは何か、この物質は何に役立つのかなどをわかりやすく説明する。そのほか、オワンクラゲの生活史や生態や特徴を、映像を使用しながら紹介する。

 同館は、長年にわたりクラゲ研究が行なわれていることで有名。同館ではポリプと呼ばれる定着状態のオワンクラゲが、今年10月に浮遊状態の子クラゲに成長。現在、1センチほどのオワンクラゲの赤ちゃんを見ることができる。湘南の海でも採取することができるオワンクラゲは、成長すると暗いところで触ったり紫外線に当てたりすることで、傘のふちなどがうっすらと緑色に光ることで知られる。

 今月初旬には、クラゲの飼育現場を見学するバックヤードツアーを開催。1日1回、3日間にわたり開催されたが、全回定員以上の参加があるほど盛況だった。

 同館広報チームの高井純一さんは「話題のオワンクラゲについて知ることができる良い機会。オワンクラゲのプロに、ぜひたくさん質問してほしい」と話す。

 会場はなぎさの体験学習館。開催時間は各日12時30分~13時と、14時~14時30分の2回。同日9時より、なぎさラウンジ前で整理券を配布する。定員は各回先着100人。

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