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鎌倉・由比ガ浜で「ビーチ相撲大会」-環境保護・地域コミュニティー活性化目的に

体格に関係なく誰もが楽しめるビーチ相撲。土俵の俵は市販のホースで代用

体格に関係なく誰もが楽しめるビーチ相撲。土俵の俵は市販のホースで代用

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 鎌倉・由比ヶ浜で7月31日、砂浜で相撲を取って勝負を競う「由比ガ浜ビーチ相撲大会」を開催する。主催はNPO法人日本ビーチ相撲協会。

女子の試合はTシャツ着用。観戦する眼差しも真剣

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 2003年から海と相撲が好きな有志が集まり毎年夏にビーチ相撲大会を開催し、2007年に初の主催大会「第1回湘南ビーチ相撲大会」を開催。2008年にNPOを設立、その後も関東・中部・近畿と開催エリアを徐々に広げてきた同協会では、単に競技大会の運営だけでなく「海辺環境の再生・保護」「地域コミュニティーの活性化」などを重視した活動を行っている。これまで同協会の主催大会に参加した人数は延べ200~300人で、地元の会社員や学生、海の家の店員、飛び入り参加などさまざま。

 競技規則は日本相撲連盟の公式ルールに準じたものを採用し、競技者の安全配慮から「首投げ」「小手投げ」は禁じ手となる。服装は、男性は水着で上半身裸、女性は水着の上にTシャツなどを着用するが、将来的には安全で着脱が簡単なビーチ相撲専用のまわしの導入を予定し、現在開発を進めているという。

 ビーチ相撲の魅力について、「誰でも気軽に参加できることが一番。足元が不安定な砂浜での相撲なので、体格が大きい人が勝つわけではなく、小柄な人、運動経験があまりない人でも勝つチャンスが大いにある」と日本ビーチ相撲協会理事の福山雄介さん。「初めは照れ臭そうにしていても土俵で相手と向き合った瞬間、不思議と真剣モードになり誰もが思わず本気になってしまう」という。

 当日は個人戦と団体戦に続き、ビーチクリーン活動、表彰式、打ち上げパーティーなどを予定。

 福山さんは「今年の参加人数は昨年の40人を上回る見通し。今後も継続して大会を開催しビーチ相撲の魅力を伝え、将来的には日本中の浜辺で自然とビーチ相撲が行われたり、海沿いの高校にビーチ相撲部ができたりするようになれば」と話す。

 開催時間は、個人戦=13時30分~15時、団体戦=15時10分~17時10分。観戦は自由。荒天の場合は中止。

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