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逗子駅近くに和食職人が打つそば店「凛桜」-イタリアン店主が出店

うっすら桜色をした更科そば「凛桜そば」。そばちょこは有田焼陶芸家・小畑裕司さんが手掛ける

うっすら桜色をした更科そば「凛桜そば」。そばちょこは有田焼陶芸家・小畑裕司さんが手掛ける

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 逗子駅近くに新築されたピアーズビル1階に2月5日、日本食の職人が腕を振るう手打ちそばの店「凛桜(りおう)」(逗子市逗子1、TEL 046-873-4649)がオープンし連日にぎわいをみせている。

逗子駅近くに新築されたピアーズビル1階に出店

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 オーナーは、3年前逗子の自宅1階にイタリアンレストラン「salon de Nagisa(サロン・ド・ナギサ)」を開いた内田こづえさん。そば店の出店は、「逗子は県内でも高齢化率が高く、そばをはじめとした和食を楽しみたい人が多いのでは」と考えたのがきっかけ。内田さん自身「さっぱりした日本食を好むようになってきたこともあり、逗子駅近くにおいしいそば店があれば」と今回のオープンにこぎ着けた。

 店名は「『凛』」とした面持ちで毎日のそばを懸命に打つ、誰からも愛される『桜』のような店に」との思いから名付けた。店舗面積は21坪、席数はカウンターとテーブルを合わせて30席。夏場はテラス席も設ける。

 厨房(ちゅうぼう)を預かるのは、そば会席などを提供する都内日本料理店で10年間料理長を務めた和食職人。主なメニューは、石臼びきそば粉だけで打った「生粉打(きこう)ちせいろ」(枚数限定、950円)、そばの実の中心部からとった一番粉を使用した桜色の更科そば「凛桜そば」(1,000円)、エビと季節野菜の天ぷらが付く「天せいろ」(1,600円)など。

 そば前(そば屋で楽しむ日本酒)は栃木の「森羅万象」(450円)、高知の「酔鯨」(850円)、新潟の「〆張鶴 月」(1,050円)など20種近くをそろえ、「板わさ」(600円)、「だし巻き」(650円)などの一品料理、「はたはた」(450円)、「たたみいわし」(600円)などの「炙(あぶ)りもの」も提供。客単価は、昼=1,400円前後、夜=3,000円。

 「オープン月の2月はランチだけで1日90人など、予想を超える滑り出し」と好調ぶりを話す内田さん。今後は「旬の野菜料理3品と天ぷら、そばのセットメニューや、次の冬にはスッポンやフグなど和食職人ならではのメニューを充実させ、営業時間も延ばしたい」と内田さん。「ただのそば屋ではなく、お一人でも数人でも気軽に憩い集まれる交流の場でありたい」とも。

 営業時間は11時30分~15時、17時30分~21時。水曜定休。

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