鎌倉・長谷に4月11日、定食を中心とした和食店「定食屋しゃもじ」（鎌倉市長谷1、TEL 0467-24-5888）がオープンした。

定食屋しゃもじ店主の松浦啓太郎さん

　鎌倉出身の店主・松浦啓太郎さんが、和食とイタリア料理の修業を経て、「一生続けるなら和食」と夫婦で独立開業した。地元の生産者とのネットワークを生かし、「毎日食べられて体にやさしい定食」を提供する。店舗面積は約60平メートル、席数は25席。

　大仏や長谷寺に近く、いつも観光客でにぎわう場所にあるが、「鎌倉を訪れる人だけでなく、地元の人に愛される店を目指している」と松浦さん。開店して1カ月ほどだが、来店客からは、「普段食べる和食の店として、こういう店が欲しかった」という声が寄せられているという。

　昼は一汁三菜を基本にした定食メニューで、刺し身、焼き魚、空揚げなど3種類ほどの定食を日替わりで提供。化学調味料は使わず、天然のだしと調味料で仕上げている。夜はもずく酢、切り干し大根、ヒジキの煮物などの総菜をはじめ、日本酒や焼酎に合うメニューを並べる。昼の定食が売り切れていなければ夜でも注文できる。客単価は、昼＝1,000円、夜＝2,000円～3,000円。

　松浦さんは「夢と食欲があれば大丈夫、という言葉を大事にしている。体にやさしい定食を届けたい」と話す。

　営業時間は12時～15時、18時～22時。火曜と第1月曜定休。