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藤沢駅前のビル屋上に鍋酒場出現 ちゃんちゃんこ姿で熱々の料理を

秋田と藤沢の食材で作る寄せ鍋。寒い屋上で夜空を眺めながら熱々の鍋を囲む

秋田と藤沢の食材で作る寄せ鍋。寒い屋上で夜空を眺めながら熱々の鍋を囲む

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 「秋田・藤沢のうまいもん 屋上鍋酒場」が11月20日、フジサワ名店ビル(藤沢市南藤沢2)屋上で始まる。

会場で披露される西馬音内盆踊り

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 今夏、同会場で30年ぶりに行ったビアガーデンでは2カ月間で1万人の来場があったことから、夜空を見上げながら飲食できる立地を生かそうと「屋上鍋酒場」を企画した。あえて寒い時期に屋外で熱々の鍋や熱かんなどを楽しむスタイルを打ち出す。

 盆踊り発祥の地といわれる遊行寺がある藤沢と日本3大盆踊りの一つである秋田の西馬音内(にしもない)との縁から、料理は双方の食材を中心に使う。秋田のきりたんぽや比内地鶏、藤沢の豚肉や野菜などの食材を一つの鍋に盛り込む寄せ鍋も用意する。

 2時間飲み放題付き「鍋コース」(5,000円)のほか、「いぶりがっこ」(400円)、「きのこのバター焼き」(500円)、「日替わり刺し身3点盛り」(800円)などの単品料理、秋田の地酒などドリンク類などもそろえる。

 会場面積は80坪、席数は60席。各テーブルに炭火、周囲にストーブを配置し寒さ対策を行うが、必要に応じて、ちゃんちゃんこを貸し出す。

 ステージでは国の重要無形民俗文化財である西馬音内盆踊りをはじめ津軽三味線のパフォーマンス、オールディーズや昭和歌謡の演奏も行う。

 実行委員長の吉田亘良さんは「冬の屋上で夜空を見上げながら親しい人と鍋をつつくという、今までにない飲みの場を提案したい。昭和ノスタルジックな屋台風の屋上はテーマパーク。独特の雰囲気とおいしい料理を楽しみながら、仕事帰りなどにコミュニケーションを深めていただければ」と話す。

 営業時間は17時~21時。定休日はビル休館日に準じる。雨天時中止。12月20日まで。

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