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平塚で「テクノフェア2016」 湘南エリアの工業技術発信や交流目指し

企業や団体が出展しブースで埋まった平塚サン・アリーナ。昨年は9500人が来場した

企業や団体が出展しブースで埋まった平塚サン・アリーナ。昨年は9500人が来場した

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 ひらつかサン・ライフアリーナ(平塚市中堂)で10月20日から、湘南エリアの工業系の新技術や製品などを集め発信・交流する「湘南ひらつかテクノフェア2016~未来へはばたけ新たな技術」が開かれる。主催は平塚商工会議所。

2014年から始まった「日産懐かしの名車展示」。過去にも「ハコスカ」など名車が並んで人気コーナーの一つだという

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 産学公の連携強化、技術や製品の販路拡大、地域産業の振興などを目的とした同イベント。12回目の今年は99の企業や団体が出展し情報の発信や収集、交流などを行う。昨年はビジネス関係者をはじめ市民などが3日間で約9500人が来場したという。

 企業や団体のブースが並ぶほか、湘南診断士ネットの「知って得する!助成金活用によるパワーアップ術」、湘南電力の「湘南電力による電力の地産地消」、相馬工業の「後悔しない外壁塗装」をはじめ湘南ひらつか経営支援ステーション、日本防水工法開発協議会、第一カッター興業、平塚信用金庫、日本政策金融公庫など出展者がプレゼンテーションも行う。

 「今回初の試みとして各社による1分間スピーチの後、名刺交換会を開く」と話すのは同会議所工業支援課長の西山博幸さん。「出展者相互の交流を活性化させ、ビジネスマッチングの機会を創出したい」という。

 20日は、東京・大田区の32歳で専業主婦から社長に就任し経営難に陥っていたダイヤ精機で数々の課題解決を行ってきた諏訪貴子社長による講演「町工場発!女社長の経営改革と人材育成」を開く。

 21日は神奈川大学経営学部の浅海典子教授による「ものづくり現場における女性の活躍~女性ラインリーダーの育成と支援~」、東京大学生産技術研究所の丸山康樹特任教授による「地球温暖化対策と海洋エネルギー」、同研究所の林昌奎教授による「平塚タワーと海洋エネルギー研究会発足」などの講演も行う。

 会場内では、さがみロボット産業特区で実用化されているロボットを展示した「ロボット体験コーナー」、「ワールド・ソーラー・チャレンジ2015」総合3位の東海大学のソーラーカーや「ソーラーカーレース鈴鹿」エンジョイIクラスで7連覇、企業や大学を含めたエンジョイIIクラスでも6連覇を果たした県立平塚工科高のソーラーカーの展示、日産車体による「日産懐かしの名車展示」、児童生徒創意工夫展などのほか、エントランスには飲食コーナーも用意する。

 最終日の22日には、芝浦工業大学の協力により子どもたちが作ったキットのロボットを土俵上で相撲対決させる「少年少女ロボットセミナー競技会」を開く。

 西山さんは「ビジネスチャンスを創出するきっかけになればと開催しているが、一般の人にとっても市内の企業がどんな製品を作っているのかなどを知る機会なので気軽に来場を」と呼び掛ける。

 開催時間は10時~17時(最終日は16時まで)。入場無料。今月22日まで。

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