湘南ゆかりの浮世絵展覧会−茅ヶ崎美術館で

「富嶽三十六景」

「富嶽三十六景」

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 茅ヶ崎美術館(茅ヶ崎市東海岸北1、TEL0467−88−1177)は7月25日から9月10日まで、同館初の浮世絵展取り上げた展覧会「北斎・広重の湘南−風景と人物−」を開催している。

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 同展は、湘南が東海道道筋として景観を浮世絵に取り上げられていることや、夏休みのテーマとして子どもや学生に湘南の風俗や歴史など浮世絵を通して学んでもらいたいとの考えから企画されたもの。

 作品は、風景画として葛飾北斎の「富嶽三十六景」、歌川広重の「東海道五十三次」のほか、北尾重政、鳥居清長など同年代の浮世絵作家の作品や湘南を知行地としていた大川越前守や南湖力丸などの芝居絵が展示されるほか、茅ヶ崎に在住していた市川団十郎などの役者絵など107点も出品される。エントランスホールには、伊能忠敬による「大日本沿海輿地全図」から湘南部分も参考展示。

 同館長浅井和春さんは、「今回は浮世絵の命とも言うべき刷りの良い作品を集められた。特に茅ヶ崎ものとして広重の肉筆、「馬入川船渡」、「南郷之松原左り不二」は展覧会の目玉作品。各作品の保存のため期間中も展示替えもするので、展示時期を確認の上、来館してほしい」と話している。開館時間は10時〜18時。月曜定休、観覧料は一般=500円、大学生=300円ほか。

茅ヶ崎美術館

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