建長寺で朗読会続け200回-記念で井上ひさしさん講演も

「親と子の土曜朗読会」150回目の様子

「親と子の土曜朗読会」150回目の様子

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 建長寺(鎌倉市山ノ内)で毎週土曜に開催されている「建長寺・親と子の土曜朗読会」が11月15日で開催200回目を迎える。

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 この朗読会は主に子どもたちを対象にしたもので、朗読のプロによる語りによって日本の名詩や小説、童話などの名作の素晴らしさ、日本語のリズムや表現の美しさを感じ取り、言葉への関心を深めてもらうことを目的に開催されている。

 発案者の関東学院大学教授の伊藤玄二郎さんが代表を務める「日本語の美しさを伝える会」と、会場である建長寺の共催によるもので、2005年1月にスタートした。当初は、かまくら春秋社(鎌倉市小町2)により開催されていたが、その後「長く続けて行きたい」という関係者の思いからNPO法人化。関東学院大学人間環境学部伊藤ゼミの学生も協力している。

 これまで50回、100回、150回の節目を、作家のやなせたかしさんや角野栄子さんらのゲストに迎え祝った。200回目の今回は、鎌倉在住の井上ひさしさんを迎え講演を行うほか、井上さんの作品「ブンとフン」を、1回目の開催からほぼ全回にわたり朗読を行なっている逗子在住の女優、牧三千子さんが朗読、伊藤さんが解説を行なう。

 牧さんは「100回を目標に始めたが、その倍の200回を迎えられとてもうれしい。1回1回違う参加者、違う作品との出会いを積み重ねて来た。何度も来てくれる子どもたちの成長を見続けることも励みに。ここまで続けることができたのは、支えてくれるNPOや学生、建長寺の皆さんのおかげ」と感謝の気持ちを表す。

 開催時間は10時~11時。参加無料だが、入山料(大人300円)が必要。

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